最近読んだ本、「聊斎本紀」、「ムーンシャイン」。
「聊斎本紀」。 閻 連科 著。 あじあん 炎天下に手足を縛られた男は、酒を飲めず、水も飲めず、ひたすら耐えている。やがて男の口から虫が出た・・・・・ 中国の有名な怪奇小説集、「聊斎志異」をリメイク的に仕上げたやつだ。 ノーベル賞の候補に上がるような作家なので、さすが、古典の世界がシュールにスマートに立ち上がる。 異界、魔界、霊界、この世の話、あの世の話。 人と人。人と狐。狐と狐。生きたり死んだり。 […]
「聊斎本紀」。 閻 連科 著。 あじあん 炎天下に手足を縛られた男は、酒を飲めず、水も飲めず、ひたすら耐えている。やがて男の口から虫が出た・・・・・ 中国の有名な怪奇小説集、「聊斎志異」をリメイク的に仕上げたやつだ。 ノーベル賞の候補に上がるような作家なので、さすが、古典の世界がシュールにスマートに立ち上がる。 異界、魔界、霊界、この世の話、あの世の話。 人と人。人と狐。狐と狐。生きたり死んだり。 […]
この日は梅田。 学生時代の友人たちと昼飲み。 時には違うとこにも行ってみようよってことで地下街、泉の広場あたりへ。 昔はよく来てたけど、リタイアしてからは殆ど寄り付いてないですなあ。 すっかり変わってしまって、昼飲み居酒屋がいっぱいある。 これはなかなかええではないですか。 お目当ては、「わすれな草」。 なんだか名前がええではないか。爺さん世代にはぐっとくる。知らんけど。 平日狙い。 店の前まで来 […]
天変地異(てんぺんちい)。 もう爺さんになってからも長いですなあ。 幸い、これまでに大災害に出会わずに暮らしてくることができた。 ありがたい話だ。 和歌山や大阪に住んでると天変地異といえば、台風がメインになる。 子どもの頃から台風シーズンを凌ぐのは大変だった思い出は多い。 洪水被害が多かった頃は、河の中を家ごと流される人を見たような記憶さえある。引っ越した家の柱の背より高い位置に水の跡があったりし […]
井蛙之見(せいあのけん)。 誰でもそうやけど、本を読んでてはたと思い当たる時がある。 ああ、あの時わしらもそうやった。それで、昔の思い出が奔流のように蘇って懐かしい。 そんな引き金が埋まっている本に行き当たるととても楽しい。 わしの場合は、増山実という人の「あの夏のクライフ同盟」という本であった。 舞台はおなじ北九州。わしらの学生時代は北九州市であった。 新聞、テレビなしの世間知らず。漫画や麻雀、 […]
後生大事(ごしょうだいじ)。 靴や下駄は使えばちびる。 できれば、擦り切れてなくなるくらいまで使いたいもんだ。 という変なこだわりがある。 ある時、中国で4ヶ月ほど暮らすという機会があった。詳しい話は省略するけど、絵の勉強のために、爺さんになってから学生暮らしをしたのだ。何もかも珍しい楽しくてしょうがないという日々だった。 どこへいくのも、基本は歩いて土地を覚える、そういう気持ちだった。1日2万歩 […]