最近読んだ本、「対馬の海に沈む」、「彼女を見守る」。
「対馬の海に沈む」 窪田新之助 著。 あじあん 「JAで神様と呼ばれた男の溺死。執拗な取材の果て、辿り着いたのは、国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。」 とても面白いノンフィクション。ぐんぐん惹き込まれて一気に読んでしまった。 今、令和の米騒動が世間を騒がせている。 なんだかようわからんけど、コメ流通の不透明さも大きな要因に思える。 JAをめぐる深い闇を指摘する人たちも多い。 たしかに、備蓄米の価 […]
本
「対馬の海に沈む」 窪田新之助 著。 あじあん 「JAで神様と呼ばれた男の溺死。執拗な取材の果て、辿り着いたのは、国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。」 とても面白いノンフィクション。ぐんぐん惹き込まれて一気に読んでしまった。 今、令和の米騒動が世間を騒がせている。 なんだかようわからんけど、コメ流通の不透明さも大きな要因に思える。 JAをめぐる深い闇を指摘する人たちも多い。 たしかに、備蓄米の価 […]
「生き急ぐ」 ブリジット・ジロー 著 あじあん ホンダの歴史に革命を起こした日本人エンジニアのタダオ・ババがなぜ、私の人生に勝手に立ち入ってきたのか? もし、あの時・・・・・・・。 カレーかラーメンか。トッピングをつけるべきだったか? 電車が出るまで、後3分。走って間に合うか? ここで諦めるか? こっちがちょい安いけど、あっちの方がモノがよさそう。どっちを取る? しょうもない選択が人生には山のよう […]
「悪玉伝」 朝井まかで 著。 あじあん たかが商家の跡目争いに、なんで次々武士が切腹? 将軍まで出てくる? 大阪の話。堀江のあたり。 昔は木津村と言ったそうだ。 木津屋吉兵衛。 本家は辰巳屋、豪商である。兄久左衛門が跡をついでいる。 吉兵衛は木津屋でしたい放題。お金使い放題。 粋な旦那暮らしの毎日。 しかし、突然、兄が死んだ。 なんだか、葬儀の様子がおかしい。跡取りは、兄の娘伊波の婿乙之助。 なん […]
「サロメの断頭台」 夕木春央 著。 あじあん 天才画家が残したものは何か? サロメの首か? そして盗作か? 贋作か? 深江龍紅は知る人ぞ知る天才画家である。しかし、人気を博す、絵を売るなどには 極めて無頓着で郊外の荒屋に妹とひっそり暮らしていた。 しかし、ある日、その妹が行方不明。警察に捜索願いを出すが、見つからない。 彼は悲嘆のあまり自殺してしまった。 比肩するもののないほど美しかったという彼女 […]
「スピノザの診察室」 夏川草介 著。 あじあん その医師は、最後に希望の明かりをともす。 マチ先生と呼ばれる雄町哲朗医師、38歳、消化器内科。 かっこいい。人気者。 しかし、いろいろと背負うものもある。 妹が若くして亡くなった。その子供を引き取って2人暮らし。 大学での激務は無理なので、京都の町中の地域病院で。 凄腕の内視鏡手術医がストイックな暮らしを送るか。 ちなみに、消化器系の手術と言っても、 […]