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最近読んだ本、「どら蔵」、「直木賞を取らなかった男」。

「どら蔵」 朝井まかて 著 あじあん 一休の一行書、「薫風自南来」発見。目利きの大勝負。さて。 とても面白い。 騙し騙され、知恵と欲の丁々発止の果て手にする物は? 寅蔵は大阪の骨董商、「龍仙堂」の丁稚だ。元々、北久太郎町の骨董商松仙堂の息子ではあるが、後継の条件となってる本家で修行しているのだ。 しかし、根っからの遊び好き、悪所通いが止まらない。 そんなある日、遊郭でつい、「これは偽モンや」。それ […]

最近読んだ本、「炎の色」、「逃亡者は北へ向かう」。

「炎の色」 ピエール・ルメートル 著 あじあん 一大帝国を築き上げた実業家が死んだ。その葬儀の真っ只中で飛び降りた子どもは? マルセル・ペリクールが死んだ。大統領も参列する盛大な葬儀が行われている。 その最中にペリクールの娘マドレーヌの息子ポールが窓から転落。 まさか飛び降り? あるいは? 一命はとりとめたが、車椅子暮らしに。 ペリクールの莫大な遺産はどうなるのか。 ペリクールの右腕として事業を支 […]

最近読んだ本、「闇のオディッセー」、「風の又三郎」。

「闇のオディッセー」。 ジョルジュ・シムノン 著。 あじあん 「ある夜、彼はとうとう決心する。死ぬか決着か? 船出の時がきた」 よく映画になる巨匠の名作。 この本も、ルネ・クレマンとアラン・ドロンで映画になった。知らんかった。 ジャン・ジャポ医師は裕福な産科医であり、大学教授でもある。豪華な家に住んで、一等地で開業してる。 何不自由なく、豊かで満ち足りた暮らし? 女がいる。秘書のあの女が全てを仕切 […]

最近読んだ本、「柘榴のスープ」、「鏡花幻想譚 龍潭譚の巻」

「柘榴のスープ」 マーシャ・メヘラーン  著 あじあん 「アイルランドの小さな村バリナクロウにバビロンカフェ本日開店」 アイルランドの小さな村バリナクロウに美味しい匂いが漂い始めた。 今日は「バビロンカフェ」が開店する日だ。 革命前夜のイランから逃れてきた3姉妹。 とても遠い旅だった。とても長い旅だった。 苦しいことがたくさんあった。 しかし、負けないで頑張る。 やっと辿り着いたこの地で。 みんな […]

最近読んだ本、「言葉のトランジット」、「ジェイムズ」。

「言葉のトランジット」。 グレゴリー・ケズナジャット 著 あじあん 「旅に出かけて、見えてきた景色。英語と日本語の間を行き来する」 今回のちょっと不安な、久しぶりで期待に満ちた、ややこしい気持ちの中国の旅の間、ずっとこの本を読んでいた。とても魅力的なエッセイ集だ。 前は中国語をほんの少し喋れたけど、今はもうすっかり忘れてしまった。旅の途中、突然、話しかけられたりして、何も考えずに返事ができたりした […]