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最近読んだ本、「ミレニアム5」。上、下。

「ミレニアム5」 上、下。 ダヴィド・ラーゲルクランツ著 あじあん 「ここで、ドラゴンタトゥーの謎が解き明かされる」 今回は、すべてがリスベット・サランデル。 どこまで、彼女の真実に迫れるのか。 さて、囚われの身となったサランデル。なぜ? 少年を助けたのは彼女ではなかったのか? しかし、誘拐は誘拐、敢えて戦わなければ拘束されてしまう。 刑務所なんか怖くない。 しかし、そこには毒女がいた。囚人をいじ […]

最近読んだ本、「郵便の父」、「ニードレス通りの果ての家」。

「ゆうびんの父」。 門井慶喜 著。 あじあん 日本の郵便を創った人。前島密の物語。 わしらの世代は、歴史物、幕末物っていうたら、司馬遼太郎一色できたような気がするけど、今時は、いろんな人はいろんな方向から新たな光を当てて、歴史の舞台を通り過ぎていった人たちを物語にしてる。特定の人の語り口をおいかけるのもいいけど、新しいひとのやつも新鮮でいいような気がする。 幕末モノ、維新の頃、活躍した人の話はいま […]

最近読んだ本、「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」 上、下。

「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」 上、下。 ダヴィド・ラーゲルクランツ 著。 あじあん サヴァン症候群の天才登場。驚異の映像記憶能力。 おや、いつの間にか作者が変わってる。 実は、1、2、3の3部作を書いたスティーグ・ラーソンは出版前に急死してしまったのだそうだ。第1部が出た時点で空前の大ヒット作、ベストセラーになったにに、残念なことだ。 しかも、作品の中に出てくるミカエルとエリカのような仲であ […]

最近読んだ本、「熊野集」、「鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室」。

熊野集 中上健次 著 あじあん まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような。 まるで泉鏡花のような、上田秋成のような、深沢七郎のような、怖くて、気持ち悪くて、おどろおどろしい世界。 そして哀しい。 秘境熊野、神々の宿る魂の地に、こんな世界がある。 いにしえの語り継がれた物語。 作家が紡ぎ出した、今の世の暮らしの中にうごめく闇。 筆の力は容赦ない。 恐ろしい。 不死  熊野の山の中を彷 […]

最近読んだ本、「ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士」上、下。

「ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士」、上、下。 スティーグ・ラーソン 著。 あじあん 三部作ついに完結。リスベットの裁判は? そしてどうなる。 ミレニアム1、ミレニアム2、そして、ミレニアム3、壮大な3部作を一気に読んできた。実は、この作家、既に亡くなっているのだそうだ。しかも第三部の出版を待たずに。 しかも、大好評でベストセラーになってるのに。急に何があったんやろ。 構想はこれでは終わらずに […]