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墨絵作品

四文字遊びシリーズ。「天網恢々」、「大象無形」。

「天網恢々」 本を読んでたり、テレビドラマ見たたりしたら、とんでもない悪い奴が出てくる。理不尽の極みだ。ここまで酷いこと出来るんか。 しかし、艱難辛苦の挙句、いつか、どこからか正義の味方がやってくる。 あるいは、必殺なんちゃらが登場する。 そして、最後には、そいつらが見事・・・・・。 わしも長いこと人生やってるけど、いろいろ意地悪された。騙された。酷い目にあった。多少はあるけど、そこまで酷いやつは […]

四文字遊びシリーズ。「空中楼閣」、「因果応報」。

「空中楼閣」 空中楼閣って、実際にはありえないもの、ありえないことを想像する、想定するときに使うような言葉である。 多分。そう、知らんけど。 で、わしは、想像力が貧困やから、本当の空中楼閣みたいなとこに行った話をしてみる。 中国の山西省にある雲崗石窟に行った時、そこから回って行ったところにある「懸空寺」 というお寺だ。 目の前に超巨大な岩壁がある。日本の風景とは比較にならんでかいやつだ。 しかもほ […]

四文字遊びシリーズ。「自縄自縛」、「七転八起」。

「自縄自縛」 昔、昔の思い出。 学校を卒業して、初めての入社。 ちょっと遠方の寮に入れられて、毎日通勤してた。 3ヶ月ほど経ったころ、台風か集中豪雨かがあって、大雨になり、会社の近くの川が氾濫した。昔は堤防が低かった。 で、その日も出勤しようとしたけど、増水で行かれへん。 寮まで戻ったら、なんとなくようわからんけど、「待機するように」みたいな指示があったらしい。今みたいに携帯でんわや、メールやSN […]

四文字遊びシリーズ。「先手必勝」、「阿世曲学」。

「先手必勝」。 ある日のお昼前。 車で、郊外の山の上についた。 ちょっと、有名? 知る人ぞしる? レストラン、カフェ?がある。 わしより、ちょっと早く着いた人がいてる。 急いで、順番とりにいかねば。 あの人たちの次やから出遅れたかな? ところが、その人たちは、入り口風景やら、何やら記念写真を撮り始めた。 えっ、ラッキー。その隙を縫って、わしは店頭のカウンターへ。並ばずに席をゲット。 してやったり。 […]

四文字遊びシリーズ。「深謀遠慮」、「一撃必殺」。

「深謀遠慮」 水墨画を描く。 水墨で絵を描くときってどうしてるか、考えてみる。 構想をたてる。 当たり前。しかし、難しい。簡単に言えば、描いてみんとわからへん。 あの景色、こんなシーン、あの時の雰囲気。 どう組み立てるか。 それを生かす点景があるかないか。 紙の大きさ、種類。墨は? 何か魔法の道具を使ってみるか? 紙を皺皺に? スポンジ? 箸? 白抜き液? 一番大事なのは気分。 昂ってるあいだに、 […]