四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-14

蜀の桟道、道遠し
今の時点では剣門関が地震の為に壊れて修復して居るのか、自然崩壊が進んだので
大幅に立て直しをしているのかはよく分からない。
もし、地震の影響なら他のところも見れない可能性がある。
そうなると、千佛崖などは名前からして危ない確率が高い。だから先に遠くにある
明月峡に行こうと決めた。
とにかく先を急がないといけない。
広元インターまでは順調だ。
そこから先は工事中が多い。どうしてもゆっくりになる。殆ど地道のようなところ
を片側通行で走ることもしばしばだ。
この高速道路は、西安-成都を結ぶ唯一の幹線道路なので交通量が非常に多いのだ。
それで、処理しきれなくなってきたので並行して新たな道を造っているのだ。
狭いがたがたの道をゆっくりゆっくり通り過ぎてやっと普通の道になった。
あと数キロで明月峡の出口だ。
ところが急に道が渋滞してきた。
そのうちぴったりと止まってしまった。
30分程待って少し動く。
又、止まる。
行きも帰りも渋滞している。しかし、ちょっと動いて隙間ができると、すぐに
追い越しだ。バスでも軽自動車でもトラックでも相手車線まではみ出して
追い越しをかけている。
確かにそうしたくなるのも無理もない程ゆっくり走っている車もある。
特に大型トラックはそうだ。
それでも混みあった道でお互いにおいこして、にっちもさっちもいかなくなる
のじゃないかと思ってしまう。
特にこの道路、自動車を運ぶ大型トレーラーが多い。
今は中国市場だけが自動車の売り上げをガンガン伸ばしていると聞くがそれを
反映しているのだろう。横2列にぎっしり車を並べて運んでいる。
それだけでも2台分場所をとるではないか。
結局2時間以上かかって明月峡の出口までたどり着いた。
原因はこんな道で無理な追い越しをして、事故を起こし、それでも追い越し
するからあちこちでにっちもさっちもいかなくなったと言う事にあった。
かなわんなあ!帰りもこれやったらどうしよう。

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