四川省、ミニSLの旅、芭石鉄道を行くー07、蜜蜂岩駅へ

「ボーーー、ガタン、ゴトン」
さあ、いよいよ出発だ。
座席について待っていた間、満員の中、風が全くない。汗がどどっと噴き出す。団扇や扇子や
紙きれで扇いでいる人もいるが効き目はない。列車が動いたら風が来るだろう。
「早く動いてくれーーー」そればかりを願っていた。
通り過ぎる民家では知らん顔で麻雀をしている。

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さっそくトンネルだ。
「ボーーーー、シュッシュ、ボー」
煤も沢山入ってくるが暑いから閉められない。

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車内では、景色が変る度に、皆さん立ちあがったり、窓から顔を出したりして写真をとるのに
余念がない。
私の席は山側で進行方向に背中が向いている。景色を見るのに首がつかれるが、それでも
楽しい。
今日は「乗り鉄」気分になってしまおう。
最初の駅は、「躍進駅」というところだ。石炭の集積地らしい。
「鉱山があるのかな?」とにかく工場らしい建物がたくさんある。人家も多そうだ。
トラックの出入りも多い。

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ここを過ぎるとひたすら野山の中を走る。
気持ちがいい。
これが菜の花の季節だったら、向こうに見える棚田が皆、黄金色になるかとおもうと
是非見に来て見たい気がする。

次の蜜蜂岩駅に着いた。??
駅舎を過ぎてずずっと奥の方まで行く。
「○△×▼・・・」何か車掌が叫んでいる。皆が降り始めだした。
どうやら長く停車するらしい。
見物もしたいし、何より暑いから一旦降りよう。
多分皆さんもそんな気持ちだろう。
列車から降りて見ていると、蒸気機関車が先頭から離されて、隣の線路を通って
一番最後尾まで行ってから繋ぎ直された。
「ここでスイッチバックするんか?」
ここから登り坂があるのか路線の都合かよくわからないけど、大体中間に近い地点だ。

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一般車両のみなさんも私ら以上に暑いだろう。

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ところでここには宿泊施設があったはずだ。
それもチェックしておかなくては・・・
遠目に見て・・・・

偏見はいかんけど、ちょっと泊まる気がしない。
もしええとこやったら泊まってもええかなと来る前は考えないでもなかった。
しかし、
石渓の駅のトイレであんな具合やったからここはもっとすごいだろう。
シャワーはちゃんとお湯がでるやろか?、部屋にはダニがおらんやろか?
いざとなったら少々のことでは怯まへんと思うけど、何もこのんで無理をすることはない。
実際みたら、もしかしたらかなりいいかもしれんけど今回は近寄らないことにしよう。

さあ、又出発だ。スイッチバックしたから今度は進行方向に向いている。
楽ちんだ。
「ゴーゴー」

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ところで蜜蜂岩ってどこにあったんやろ?


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ありがとうございました。