126、西安の旅、碑林博物館へ。

水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。

さて、朝飯を食ったら、碑林博物館へ行く。

 

雨の旅の知恵。

朝からえらい雨だ。想定してたとはいえ、観光には向いてない天気だ。

傘が要る。

靴をサンダルに履き替えよう。

これがポイント。夏の旅はこれが快適だ。靴のままやと、どうしても足がビチャビチャになる。

サンダルやったらいくら濡れても大丈夫。最後に拭いたらしまいだ。

最近の旅は、どこへいくにもたいていは持ち歩いてる。軽いし嵩張ることはないんで荷物の負担にもならない。

てなことで、用意周到。足元は大丈夫。

傘は、日傘兼用が必須やね。

雨の時は普通に使うし、暑くてたまらんときは、日傘さがあれば、とても助かるのだ。

体感温度で2、3度は違うんとちゃうやろか。

 

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あじあん

碑林博物館へ。

さて、碑林博物館に向かう。

やっぱり土砂降りだ。

門をくぐって、中に入る。

とても広い。

こういうのってどういうセンスなんやろね?

まあ、ええけど。

大事な碑は中にある。

書の本で見るような、拓本の元のやつがここにあるのだ。

あっち向いても、こっち向いても、字、字、字・・・。

書家が見たら垂涎のモンかもしれんけど、なんだか凄いなあとは思うけど、本当の凄さはわしにはわからへん。

しかし、生の字やなくて、彫った字やのに、すごく迫力がある。

字というのは、霊力があるんやろか。

古墳時代の青銅器なんかにも、呪術的な文字が掘られてるような気がする。

でも、もしそうやったら、こんだけの文字の力って物凄いやろなあって思う。

なんだか疲れるはずだ。

 

 

 
あじあん

拓本を買った。

ここには売店があって、ここにある碑の拓本を売ってる。

「本物か?」って聞いたたら、「本物や」って言う。

まさか、国宝の石碑から販売用の拓をとるはずないと思う。

多分、拓本用のレプリカを用意してて、それから拓をとるんやと思う。その拓が、実際に人の手で採拓されたという意味の「本物」ということなんではなかろうか。

知らんけど。

じっさいのとこはわからんけど、こんなやつは中国でも普通の書店なんかでは買われへんから、貴重なもんであることは確かだ。この当時の価格で15000円以上なんで、中国の本としては破格に高い。

でも墨の香りがプンプンするし、とてもいい感じだ。

わからんまま、有名な書家のやつを買って帰った。

拓本って、あちこちで。

実は、中国で歴史にまつわるような有名な観光地に行ったら、何らかの石碑がある場合が多い。

そしてそれが、歴史上有名な人物の書であったり、有名な人物の業績や出来事にまつわる詩文なんかであったりしたら、その横で、その碑の拓本を売ってる場合が多い。

しかも、「本物、本物」ってまことしやかに売りつけにくる。

これも例のほんもの論で言うてるんやろけど、とても胡散臭いやつもある。

それでもまんまと口車に乗せられて買ってきたやつも結構ある。

値段も高くはないし、旅の記念やからまあええかと買ったものの、

家の帰ってから広げて見る機会はほとんどないと言ってもよいくらいだ。

まあ、旅の土産ってこんなもんだ。

ご愛嬌ということで。

 
あじあん

見終わっても雨だった。

てなことで、大雨の中、あっちの建物、こっちの建物とと結構大変だった。

でも、中国の書の歴史と奥深さに触れることができてよかったと思う。

碑林博物館の地図。
あじあんじゃんくしょん
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