雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-3

前門、大柵欄
瑠璃廟を出て次にむかったのは、前門だ。
着いてみて驚いた。景色が一変している。以前にもゆっくり来たわけではなく
ちらっと見ながら通り過ぎていただけだけど、雰囲気がまるで違ってしまっている。
つまり、オリンピックの時の北京観光の目玉として大改装されてしまったのだろう。
老北京を偲ぶ古い店が並ぶ前門大街も石畳の大通りだ。
そして古い様式風に作ってはいるが、新しい店舗がずらりと並んでいる。
いまある老舗も工事中は一旦立ち退いて、落成後又入居したのだろう。
準備が整わないのか、空き店舗も目立つ。
それにしても観光客で超満員だ。有名な包子屋の「都一処」も長蛇の列だ。

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それで、横道になる大柵欄、ここもやはり一新されている。
著名な老子号が立ち並んでいるが、どれも新しい店舗だ。
靴の店、薬の店、注文服の店、いろいろある。

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実は、目指していたのは、この店だ。
「六必居」、漬物の老舗だ。
店の名前だけが頼りで探すが、なかなか見つからない。大柵欄の通りをうろうろするが
ないのだ。何度か聞いてやっとわかった。更に横道なのだ。
やはり有名な店なので店内も混んでいる。
雑踏の中で、八宝菜などの漬物を買った。
どんな味だろう、楽しみだ。

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汚いところが綺麗になるのは、それに越した事はないのだが、ここまで観光地化すると
老北京の風情が失われていくようで少し寂しい。