昨年の旅を振り返る-平遥古城
昨年の一番印象に残る旅は、雲崗石窟、五台山と共に、これに引き続いて 行った平遥古城だったと思う。 五台山で手間取って、というよりは最初から無理な日程だったのだが、 数百キロを走って平遥古城についたのは深夜の12時を廻っていた。 郊外からだんだん町に入っていって、家も増え、ホテルもあってという いつもの到着パターンとは違って、いきなり城壁に到着した。 誰もいない、しんとした雰囲気の中を場内に入ってい […]
昨年の一番印象に残る旅は、雲崗石窟、五台山と共に、これに引き続いて 行った平遥古城だったと思う。 五台山で手間取って、というよりは最初から無理な日程だったのだが、 数百キロを走って平遥古城についたのは深夜の12時を廻っていた。 郊外からだんだん町に入っていって、家も増え、ホテルもあってという いつもの到着パターンとは違って、いきなり城壁に到着した。 誰もいない、しんとした雰囲気の中を場内に入ってい […]
雲崗石窟から懸空寺、五台山、平遥古城に行ったこの時の旅が昨年の旅の 白眉かもしれない。 かなり以前に洛陽の龍門石窟に行った事があるが、広大な中国の大同と 洛陽、これほど離れた場所に殆ど同じような仏像石窟があるのは不思議 だったが、仏教の信仰が厚かった北魏の王朝が大同から洛陽に遷都した ためというのでなるほどと思った。 仏様は日本でも馴染みのあるような良いお顔だった。 それから、山の崖に貼り付いた懸 […]
上海、宜興の後は、青島、泰山だった。 泰山は水墨画を習っているので前から行きたかった所だった。老師の題材にもよく出てくる。 大きな山だ。外からその姿を見て感動するというよりは、まずその懐に入って その大きさを感じたり、そこから見える景色を愉しむという捉え方の山だと思った。 だから、昔から、天子の封禅の地とされたり、全ての人の寿命が記されたノートが 保存されいると信じられたりしてきた信仰の山だ。 更 […]
太源で、旅の終わりに 「次はどこへ行きます?」と運転手が言う。 「『何処へ行く?』って、言ったって、あんたが『杏花村へは行かれない』って 言ったんじゃないか」とむかついた。 「どんなとこがある?」と聞いても、「○○××・・」と言って、つまり喬家大院 と大差ない所だという事だ。「そんならもうええわ」と言ったが時間が中途半端 すぎる。 「折角太源の街に来たんだから、せめて太源の街を見ていこう」と言う事 […]