雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-10

五台山への道
さて、お腹が大きくなったのでいよいよ五台山へ向かおう。
「五台山までどれくらいかかる?」と聞くと、「着くまで3時間、そこから平遥までは5時間だな」
予想より早く事が運んでいるのとご飯も食べたので運転手は少し機嫌がよくなってきている。
まあ、夜中の2時、3時の到着は回避できそうだ。
それで山道を走り始める。
山西省は中国でも1、2を争う貧しい省だそうだ。
山や田畑も風化が進み風景に土が目立つ。

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遠くに山が見えてきた。あのあたりが五台山だろう。まだ大分あるなあ。

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時々、車は急激にスピードを落とす。「一体何なんだ」、「こんなんじゃ着かないよ」と思い
旅行社に電話を入れる。「車が古いからスピードでないんだろう」、
「そのあたりは取締りが厳しいんですよ。だからスピードが出せないんです。新しい車でも一緒ですよ」
という返事だ。
良く見ると、道の要所要所に「レーダのスピード検知器があるぞ」という表示がある。
しかも、本当にそれらしい機械も設置されているようだ。
全部が全部機能しているかどうかは分からないが、運転手はその表示があると極端にスピードを落としている。
だから結局は走るのにかなりの時間がかかってしまうのだ。
これから先が心配だなあ。

とうとう五台山に入る峠の頂上まで来てしまった。
山頂には雪が残っている。だんだん寒くなってきた。
五台山はこの峠を越えた少し麓にあるようだ。

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