雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-11

聖地五台山にて

雪のある峠でしばしストップ。運転手が盛んに電話で喋っている。
そして、「このまま行ったら、入場門があって運転手の分までチケットが必要だ」
「それは、分かっているよ。払うから」と言うと、
「運転手の分は無しで、皆さんの分は安くするから、チケットは後で渡すという事でいいですか?」
又、これか。運転手と地元の係員が組んでチケットを別途融通して入場料を浮かそうというのだ。
あまり好きなやり方ではないが、今日は行程でかなり無理をさせているし、しようがないか。
「正規のチケットをちゃんとくれるならいいよ」と答えた。
それで車は、五台山の聖地に入っていく。

この景色、このジグザグの階段が五台山の象徴なのだ。
水墨の老師が課題で五台山を画く時でてきたぞ。

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この像、いいね。やさしさと大らかさではちきれそうだ。
「幸せを下さいね!」

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門前町もある。
そして寺に入る。
「チケットには顕通寺は五台山の首刹なり」と書いてある。今でも修行の地なのだろう。

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一通り見学して車を呼ぶと、チケットがまだ来ないという。
「しょうがないなあ。ええかげんにしてくれよ」と言いつつ、待たされる事、約40分。
やっとチケットが来て出発だ。
折角、順調に時間を稼いできたのに、又、時計は逆戻りだ。