雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-12

山西料理を食べる
五台山を出る時、とうとう5時半を過ぎてしまった。
「平遥古城まで5時間以上かかるね」と運転手が言う。
「そんなにかかるやろか」、「どこから高速に入れるんやろ」と少し不安に
なりながらも車は走る。
時にはガンガン走るが、時にはレーダ地帯に入る。やっぱり極端にゆっくりだ。
五台山から麓に降りて国道に入ると結構車は多い。中国特有の超長いトラックが
ゆっくりゆっくり走っている。
3時間程こういう道を走るとちょっと大きな町に出た。
運転手が「食事しておいた方がいい」という。「あと200kmだ」とも言う。
さっきの標識で見ると後は高速だ。それで、レストランを探す事にした。
運転手もこの町は良く知らないらしく、「あれはどうだ」、「こっちはどうだ」と
いい加減だ。それで、ちょっと真剣になって、見た目に郷土料理ぽくて、ちょっと
しっかりした作りの店が目についた、「五浪液?」みたいな看板だ。
「有名な白酒の名前だし、こんなレストラン多いよ」という事で結局ここに入った。
正解だ。やっぱりおいしそうな地場の料理だった。
これは、燻製肉。さっぱりしておいしい。

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これは、インゲン豆の料理。野菜がおいしいね。

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これは茸料理。

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これは、とうもろこしのパンケーキみたいなもの。
素朴な味がする。

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これも野菜と麺。こういう素朴なのが美味しい。

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これが、この時の一番。
蒸しパンみたいなのに甘辛い餡を詰めて食べる。
面白い。

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トイレに行ったら、店の人が、「あんた達、何処から来たの?」、「日本だよ」
「??????」、「そんなとこ行った事無いわ」、「外国の日本だよ」
「??????」、「最初は北京に来て、ここへは北京からきた」
どうやら、日本人とは思わず、中国の南方の人だと思っていたようです。
「南方人は言葉が通じへん」と思っていたのでしょう。