孔雀とお昼ご飯
喬家大院を見ているうちに昼ご飯の時間を過ぎてしまっている。
でも、本当は杏花村へ行くのをあきらめていない。
運転手が「昼ご飯にしよう」と言い出したので、杏花村へ行きたいというと
「ここから4、5時間程かかるのでとても行けない」、
「そんなはずないけどなあ」、又、例えそうでも、「それなら早く出発したのに」
と思うが、運転手は行きたくないから、わざとこういう展開に持ち込んだのだろう
としか考えられない。
残念ながら運が悪かった。
確かに、何もないかも知れないけど、私にとっては、その何も無さも又いいのだ。
でも、こういう事はわかってもらえないなあ。
それで、杏花村はあきらめて昼ご飯にする事にした。
近場のレストランだ。
入り口は大丈夫かと思うほど粗末だったけど、中は以外に綺麗だ。
観賞用なのか、飼う為だけなのかわからないが、温室らしきものがあって、
孔雀がいる。
あやしいなあ。
ご飯は山西料理。
ツアー客が何組か来ている。
面倒でもあったし、大皿モノ、小皿もの各6皿で合計280元という安さもあって
セットものを頼んでしまった。一品ずつ頼んでいると時間がかかりそうでもあった
からだ。
味はよかったけど、運転手にしてやられたようで、気分はあまりよくなかった。
でも、後、追加で頼んだ刀削面は具も何もなしのすっぴんだったけど、実においしかった。
「本当はこれだけでよかったんだ」と思った次第。