雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-20

豆の国、面の国
山西省は、晋商と言われ、徽商といわれる安徽省の商人と共に中国を
代表する有能な商人を輩出する土地柄だそうだ。謂わば、日本の
近江商人みたいなものだろう。
だけど、中国でも一番と言われるほど貧しい土地柄でもあるそうだ。
貧しいから商人としてがんばるのかもしれないけど。
しかし、見た感じそんな風には見えない。どこを走っても玉蜀黍畑が
あるし、穀物も豊富にあるように見える。
第一、面の国と言われて、「山西省に来たからには面を食べないと」と
同行者も言っている。
確かに面は美味しいし、野菜も美味しい。
やっぱり、食の豊かな国だなあと思う。魚はいまいちだけど。

それで、食事が終わって、外に出たら、運動場ほどの広場に豆が一杯
広げてある。
黄豆というのを干しているのだそうだ。
中々味がよさそうだ。
そして、一方の隅では、干しあがったのを脱穀している。
こうやって面にする粉ができるのだろう。

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日常生活の間にこういう営みがあるのは、いいものだ。
実りがあって、収穫があって、それを食べ物にして、美味しく食べる。
そういう単純な営みが実感できるからだ。
やっぱり豊かな国だよ。