水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。
さて、明日は杭州とはおさらばだ。ゆっくりできる最後の日が来た。
見納めはやっぱり西湖に行っておきたい。
わしは、特に郭庄というところが気に入っている。
親しい友人を案内するなら、わしとしても最後に行っておきたいとこならそこがいい。
郭庄へ。
郭庄は西湖の北西岸にある。
バスで行くのも、乗り継いで行くか、途中から歩くかで、ちと面倒。
しかし、中国の庭園のなかでは、西湖の借景を思い切り取り入れた、日本的な感覚の造りであるような気がしてわしは気に入ってる。
西湖には西湖十景なんて名前がついたビュースポットがあるんやけど、それぞれに漢詩みたいなんがついててカッコええんやけど、実際はとてもわざとらしい、造りもんぽい、いかにも中国って感じのとこが多い。
ここはちょっと一味違う。
池が西湖と繋がってる。
風景も西湖と繋がってる。
池を巡って東家がいくつかある。そこから、池の風景を愛でたり、湖を眺めたり。
季節によって木や花が違った風情を醸し出す。
特に今は、蓮の花が咲く季節で、もしかしたら一年で一番美しい季節かもしれん。
まだ、咲き始めたばっかりやけど、良い感じだ。
見にくる人も多い。
東家では、お茶を飲ませるところもある。お菓子もある。
ちと高いんでストイックな暮らしをしてたわしは遠慮する。
郭庄には雨がよく似合う。
西施もねぶの花も目に浮かぶようだ。
蘇州の芸圃。
古の庭園で有名な蘇州には「芸圃(げいほ)」という庭園があって、他の拙政園など他の有名な庭園の派手さや規模の大きさとは一線を画した、素朴で地味で瀟洒なところがあって、これも日本的な感覚に合うようでわしは気に入ってる。
ちなみに郭庄をChatGPTで引いたらこんな答えだった。
中国西湖の郭庄は、浙江省杭州市西湖区にある歴史的な庭園です。郭庄は、中国の伝統的な庭園の一つで、自然と人工物が調和した美しい景観を楽しむことができます。
郭庄は、北宋時代の建物で、その後、明・清代に拡張されました。庭園内には、美しい池や島々、花や木々、橋などがあり、中国の伝統的な建築物も多数存在しています。また、庭園内には、中国の詩人・蘇軾が残した詩碑もあります。
日本に帰ってからも、杭州を訪れる機会があって、時間があったら、ここに来たいと思うのだ。
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郭庄の地図。
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ありがとうございました。