水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。
久しぶりに教室に行った。
わしにとっては最後の日になる。
レッスンとしてもほぼ終わりに近い。
最後の2週間は「人物画」のコースであった。どのコースでも進め方は似たようなものだ。
午前中は先生が来て、いろいろ指導してくれて、午後は自由時間。先生が与えてくれた宿題をやったり、自分でいろいろやってみるとか。
宿題が多い先生もあれば、少ない、ほぼほったらかしの先生もいる。
人物画の先生は、こんな感じ、自由というかほったらかしというか。
教えるのも、わりとあまり口を出さない。来ないときも多い。
そんな感じだ。
内容的には南宋時代の名画を模写することが多い。
南宋時代の人物画の画集
そういう本があるんで、自分で選んで先生の意見を聞いて、指導してもらう。
この本はとても参考になる。わしは大好きだ。
日本の画家に影響を与えたんやろなあって絵も多い。
わしの好きな撥墨的な絵もあるけど、細かい丁寧な絵が多い。
あまりに繊細で丁寧すぎて模写すら無理やなあって思う作品も多い。
心惹かれる作品が多い。
この学校では南宋画を学ぶのが基本やって言ってるのがよくわかる。
わしなりにいくつか描いてみた。
こういう世界をうまく描けるようになりたいなあって思う。
禅画のような感じ。
こんなやつもええなあ。原画は村祭りの賑わいを生き生きと描いてる。
この時は、一部だけの模写を始めたんやけど、最後は旅行に走ったんで仕上げることができへんかった。
その後、気になってたけど、全部描くのはかなりしんどそうなんで、なかなか描く気になれへんかった。
最近やっとその気になって描いてみた。
一気に全部描いた。
紙本 136x36cm
なかなか、何年たっても上達してませんなあ。
ともかく、この日で学校はおしまい。
というか勝手におしまいにしてしまった。もっと勉強もしたいけど、旅の心も抑え難い。
最後の数日はちっちゃい旅をしながら日本に帰ろう。
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ありがとうございました。