九州の秘境温泉プラス、湯平、杖立、由布院、黒川温泉を歩く旅が続く。
黒川神社。
奥の院から、温泉郷に戻る。
さて、次はどこに行こう。途中に黒川神社と案内図にちらっと出てる。
何でもないかも知れんけど、ちょこっと寄り道してみよう。
相変わらず天気はよくない。このあたりは観光客は誰もいない。
たまに地元の人とすれ違うくらいだ。
神社は少し山の上みたい。上から温泉郷が一望できたらいいなと思う。
丘の上近く、お坊様が迎えてくれた。
ん? 神社やのに?
まあ、ええか。神仏混淆はどこにもある。
てっぺんまでいくと神社があった。
いい感じのお社だ。
でも、閉じられている。
何もないわりにはよく整備されてる。建物は古いけど手入れが行き届いているし、雑草が蔓延っていない。
どこも綺麗に掃除されている。
普段は開いてないけど、年に何回か祭礼をするのではないかと思う。
地域の祭礼ってとても面白い。
地域の祭礼ってとても面白い。
わしが暮らす九度山町近辺にも、地域によっていろいろな祭礼がある。
少し山を登って、もう高野町に入ってしまうけど、南海電車高野線、紀伊細川駅というのがある。
ここの集落に「八坂神社」というのがあって、京都の八坂神社とはなんらかの関係があるんやと思うけど、毎年夏の頃に五穀豊穣を願う祭礼がある。
ここでは「傘鉾と鬼の舞」というのが奉納される。
とても興味深い。
その日になると、集落の氏子さんたちが集まってくる。
神事が奉納されて、しばらくすると、
奥の方から、傘鉾が現れる。
先頭にいるのは鬼だ。
棒を持った鬼が、さまざまな踊りや仕草をして、魔を払い、五穀豊穣をいのる。
鬼に触ってもらった子供は元気に育つのだそうだ。
こどもは怖くて、泣いている。
よくある村祭り的な風景だ。
とても良い。
傘鉾もとても妖しい。
そしてこの神事は、同じ日に、山の下の方に移動していくのだ。
下は下で別途行われるんやけど、まるで、移動してきたかのように時間をずらして、似たような、
傘鉾や鬼の舞の神事があるのだ。
とても興味深い。
話は元に戻る。
黒川神社から、温泉郷に戻る。
丘の上やから一望できると思ったけど、まあそれほどの風景でもなかった。
渓谷に沿って温泉郷があるのがわかる。
ええとこだ。
黒川温泉をめぐる旅をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。
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黒川神社、明神様の地図。