水墨画留学の時の杭州暮らしをコロナ妄想的に振り返る話が続く。
西安小吃街へ
さて、いよいよ晩飯の時間だ。
やっぱり、あの活気あふれた小吃街へ行こう。
やっぱり、気になるのが焼肉だ。この通りは、清真料理といってイスラム系の人たちの料理がとても多い。
イスラムと言えば羊肉。串に刺したやつを店頭でジュウジュウと焼いているのを見ると辛抱たまらん。
今日は絶対アレを食うぞ、ええ店探して、とびきり美味いやつを食ってやる。
なんて意気込んで夜の街を歩いて行く。
ここにはみんなその気で来てるんで、通りは暗くなっても、どんどん賑やかになってくる。
熱気と肉を焼く、炙る煙がたちこめる。
羊肉の焼肉店へ。
いくつかお店を物色したあと、一軒のお店に目をつけた。
表の串肉もさることながら、店頭で、上から肉をぶら下げて下から、火で炙ってるのが見える。
時々、大きな炎が上がって、これが強烈な印象だ。
ここにしよう。
どこをみても肉、肉、肉。
まず、店内に入る。
酒が飲めるが大問題。
実は、大問題がある。イスラム料理の店は酒が飲めないのが原則だ。酒を飲みたいなら中国料理の店に行くしか無い。羊肉を食いたいなら酒をあきらめるしかない。
しかし、詳しい事情はわからんけど、イスラム料理店でも酒が飲めるとこもある。
なかば諦めてたけど一応ビールがあるかと聞いてみたら、大丈夫という。
ここがいい。
場所を決めて、何を食うか店員と相談する。
串がいいか、肉の塊を炙って食うか? 炙り肉がお勧めと言う。
わしらもそれを食いたい。
では、見に行こうということで、店頭まで。
これくらいがええか? と塊を見せる。 重さを確認して、それを焼いてくれるのだ。
店内の戻って、漬物でビールを飲みながら肉が焼けるのを待つ。
この漬物がまたとても美味しい。
外では、わしらの肉が炎を上げている。
待つことしばし、わしらのやつがやってきた。
うまそう。
とってもジューシー。中はミディアムレアー。
とっても柔らかい。
ガブリとやると肉がホタホタ。
ズーラン(クミン)の香りがとても食欲をそそる。
イスラムのパンも美味しい。ほとんど味がついてない素朴なやつやけど肉と食うととても美味しい。
少ないようでえらくたっぷりある。他のも食おうと思ってたけどこれで十分だ。
とても美味しかった。肉をたっぷり食った。
ご馳走さんでした。
帰り道も美味しそう。
ホテルに帰る途中もとてもヘビーな美食街だ。
明日はどこに行こう? 物色しつつ歩く。
これって? 沙鍋屋さん?
気になるなあ? 明日はこれかなあ?
あいかわらず路上麻雀が盛り上がってる?
まぜてほしい。
ナッツを売る店を発見。
食ってみたい。ならば、白酒(バイヂュウ)を買って、ホテルで一杯やろう。
酒屋さんはないけど、料理屋さんに入ってたのんだら売ってくれた。
ええなあ、きつい酒に地の木の実がとてもあう。
いやあ、とても美味しい晩であった。
あしたも楽しみやなあ。
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お店の地図。
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