上海、浦東空港で時間待ち
「えっ、またか」
空港には余裕で到着したが、もうチェックインも可能になっている。
「簡単、簡単」と思いながら、ふとカウンターの横をみると、「霧の為飛行機の
到着のめどがつかないので、しばらく待ってくれ」といったような紙が貼ってある。
便名をみたら我々が乗る便だ。
「あっちゃー、又これや」
前回の黄山の旅もそうだったし、最近の旅は悪天候で飛行機が到着しないという
パターンが必ずついてまわる。しかも出発第1便がそれなので、がっくりと力が抜ける。
18時半の便が何時になることやら。
仕方ないので、とにかく中に入って待たないとしようがない。
1時間過ぎ、2時間過ぎ、最初の出発時刻になっても事態は変わらない。
みんなあきらめておとなしく待っている。
と、しばらくするとカウンターの辺りが騒がしくなった。何か放送している。
「何や?」と思って見に行くと、弁当を配り始めた。
チケットを見せると弁当を一つずつ呉れるのだ。
「これがあるということは長引くということやな」と理解した。
長時間待たせる場合はこういうサービスがあるのだ。
「お腹が大きくなると、怒りが小さくなる?」、「口に蓋をすると文句も言わない」
そんな狙いがあるのかもしれない。
遅い昼飯を食ったばかりなので、それほどお腹が空いているわけではないが、
こういう状態だと、この先何時食べれるか分からない。恐らく、今日はこれで最後の
飯だろうと思い、有難く頂くことにした。
「意外とうまい!」こういう飯は貰う方からみると、当たり外れがあって、前回の
黄山行では菓子パンのようなものだった。
距離の違いかもしれない。今回は2時間半のフライトだから飯も弁当なのだ。
鶏肉の味付けもいいし、野菜もなかなかのものだ。
そうこうするうちに20時40分頃、到着しそうだという噂が流れた。
一応目処がたったのだ。
又、そうこうするうちに、ゲートが変わると言うアナウンスが。
えらい端の方にあるゲートだ。まあ時間はあるからゆっくり行った。
又又、そうこうするうちに、更にゲートの移動だ。
今度は反対の端だ。端から端まで歩いてたどりついたら、やっと登場案内が出た。
結局成都双流空港についたのは夜中の1時過ぎていた。
えらい長くて疲れた一日だった。
気をとりなおして明日からがんばろう。
四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-02
- 2009年12月1日
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