コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−15、宏村、古鎮とお別れ。

宏村、古鎮とお別れ。

さっき、ゲストハウスの厨房みたいなとこを通った。もし、この池で洗ってるんやったら
食いたくないなあって思ったけど、こういう古鎮に泊まるってどうなんやろ?
結構人気らしい。日本でも、そういう人気は高いんで気持ちはよくわかる。
多分、トイレなんかは強烈なんやろけど、それはそれでええ経験になる。
知らんけど。

わしは、泊まったことはないけど、美味しい飯は食ったことがある。
福建省の客家土楼というところに行った時だ。円筒形の建物の中にあるというようなとても
けったいではあるが、とても印象的な住まいを眺めてるうちに昼ごはんの時間になった。
ちょっと困った。
近くにレストランは無いらしい。かなり遠くまで行かんとあかん。しかし、このあたり
にはまだ未練がある。もうちょっとグズグズしてたい。しかし腹が減った。
どうしよう。すると、その時通訳を頼んでいた人が、「ちょっと聞いてみましょうか」と、
その集合住宅の一室にいた人に、昼飯を作ってくれないか聞いてみてくれたのだ。
そしたら、その家のおっちゃんが、わしでよかったら、1人15元(250円くらい)で
作ったげるよって言ってくれた。衛生面が?と頭をよぎったけど、茶碗も箸も必要以上に
洗ってくれて、汁ものや、炒めものなど、たっぷりの量を食べさせてくれた。
これが、抜群に美味しかったのが未だに忘れられない。
狭いけどきれいに片付けられた一室、この古民家集合住宅の暮らしがとてもよく
感じられて、けっこう嫌なこともあったその旅が一気に極上のものになってしまった。
ここでは、そんなこともなく、ザワザワと歩き回るだけ。
一応スケッチもちゃんとやった。

細い路地もあちこち歩いてみる。

お茶屋さんがあった。茶葉を蒸らしている。

ここで少々お茶を買って帰ろう。寮では、カルフールで買った一番安いやつを飲んでるけど
メチャまずい。安徽省はお茶でも有名なとこなのだ。
因みに、この村から更に2時間強、西の方に行ったところに「祁門」という村がある。
言わずとしれた世界3大紅茶の一つ祁門紅茶の産地だ。
実はここも行ったことがある。
タクシーの運転手に頼んでもらって、ある工場を見学させてもらったんやけど、
何となく、日本の紅茶業者が下見に来たという体になってしまってたようで、ただの
観光客やとバレへんかヒヤヒヤしてたけど、おかしいとは思ったはずながら大人の対応を
していただいて、しっかり見学させていただいた。そこで買ったお茶はさすがにとても
香りがよくて美味しかった。
ここのは紅茶ではなくて、緑茶。高級品ではないけどとても美味しい。
どこかの家の庭にはシャクヤクが咲いている。

まだ、蕾もある。

こちらは牡丹。

中国では牡丹は大事な花だ。(国華?) このあと学校でいやというほど練習することになる。

大きな木は姿をよく見ておく。

後々、何度も木を描くことになるんで、素材の一つ、なかなか身に付かんけど。
なんだかんだしてるうちに結構時間が経っている。

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ありがとうございました。