三重遊、丸山千枚田、赤木城と熊野古道の旅−26、熊野古道、松本峠を下る。

熊野古道、松本峠を下る。

では、元の道に戻って、下り始める。

あたりまえだが、下りは登りより楽だ。

石畳の道はとても歩きやすい。

最近の雨で、地面がまだ少し濡れてるところがあるんで気をつけて歩かんと
あかんけど、わしの場合は裸足的な感触で歩けるんでとても安心だ。

道の両側、樹林の葉っぱも湿ってるところが多い。
それに木の間隠れの光が反射して、アチラコチラがキラキラしてる。

時々目がクラクラする。
何百年も旅人がヒタヒタと歩いてた道かと思うと、感慨深い。
熊野古道、伊勢路といえば伊勢神宮と本宮大社を結ぶ道の事を言う。
昔の道は、尾根伝いが多い。下に集落がない場合は、わざわざ山を
降りる必要がない。山伝いに行けば良い。
熊野古道って基本は山の道だ。しかし、伊勢路は低地が多そうだ。
海岸線をつなぐ参詣道が昔から整備されてたんやろね。

伊勢神宮に詣ったついでに熊野三山、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社に
詣でるというのが流行りやったんやろね。
しばらくすると、また、展望が開けた。

本道でも展望場所がある。

さっきよりちょっとスケールが小さいかな?
おんなじ景色やのに。
ガイドさんがドヤ顔してはる。
平和な旅だ。

そのうちに集落が見えてきた。

村の裏庭という感じ。
車まで入ってきてはる。

むかしなら、峠を越えて宿場に入る。やれやれ、ここでゆっくりして、明日は
いよいよ本宮大社か。と、盛り上がるところであろう。

お酒を飲んで、美味しい、魚を食って。

もしかしたら赤い灯、青い灯のお楽しみがあるかもしれん。
いそいそ降りたとこであろう。

わしらにはそんな楽しみはない。
しゅくしゅくと降りるだけ。
最後のあたりに急な下りがある。しかも濡れたとこがまだ乾いてなくて、
結構滑る。

こけやんように慎重に歩かんとあかん。ガイドさんはそういうけど、

わしは、魔法の靴があるから比較的大丈夫だ。

てなことで無事、降りきった。

ここからは街の中。

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ありがとうございました。