その5、茶臼山。
美術館をすぎるとすぐに池が見える。
池を渡る橋が景観を添えている。
妖しさ一杯の新世界から一転して、ここには結構上品な風が吹いてる?
すぐそばの慶沢園(有料)から続く庭園で、なぜかこちら側は無料だ。
どっかに境目の出入り口があるらしい。
庭園の景観を愛でてきた人たちが流れてきたり、ジョギング
する人がいたり、公園散歩の人たちであったり、いろいろだ。
茶臼山というからには山がある。はずだ。
それはやっぱり天辺にあるはずだ。
一応あった。
丘の天辺かどうか?
それよりも知らん間に観光名所化してるやないか。
前来た時もそやったけど、古墳というのがさっぱりわからん。どこにあるとか、どんなんやとか
そういう由来看板も見あたらへん。
それよりは、真田信繁(幸村)の名前がやたら目につく。やっぱり大河ドラマの影響は
大きいなあ。
九度山でも、真田ゆかりの地ということで、大河放映以来、観光客がどっと増えた。
地図を片手にあちらこちら巡ってはる人たちが多い。
信繁(幸村)人気はすごいもんだ。
このあたりにも、信繁(幸村)が死んだところなどいろんな名所?がある。
茶臼山と言うても山頂に行った感はまったくなく、そこを後にする。
坂を降ればすぐに大阪の下町にでる。
北へ向かえば上町台地。大阪の街の背骨のように南北につならる高台地帯だ。
ここを歩いても見所はおおいけど、それには見向きもしないで、東に向かう。
最初に出会ったのは、四天王寺さん。
その上町台地のほぼ南の橋にある。
聖徳太子が建てた寺ということであるし、弘法大師の弘法市が立つところでもある。
弘法市の日は、骨董屋さんが境内を埋め尽くしてとても賑やかだ。
何かを買う予定はなくてもワクワクしながら歩き回ってしまう。
それにもう一つ、年に2回、春分の日と秋分の日に、「日想観(じっそうかん)」という
法要がある。奇しくも、その両日には、太陽が四天王寺の極楽門とその真西にある
一心寺の鳥居の上にまっすぐ太陽が沈むのだそうだ。
その日没に向かって、僧達がお経を唱えながら行進するという行事があるのだ。
なんという有難いことか。善男善女が西方浄土を願いながら坊さんのあとを
ついて歩く日なのだ。
てなことを、知ったかぶりしながら通り過ぎる。
大きなお寺だ。
茶臼山古墳
四天王寺
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