三重遊、丸山千枚田、赤木城と熊野古道の旅−25、熊野古道、秘密の展望台。

熊野古道、秘密の展望台。

さて、一汗かきながら松本峠に到着した。
一息ついて、さあ出かけようと思ったら、ガイドさんが、ニヤッとしながら、
ちょっとコースをそれますが、あんまり人が行かないエエトコに行ってみましょうかと
あるき出した。

ちょっと左手のちょっと荒れかけた道に入って行く。

ガイドさん手持ちの裏メニューってやつかな?
海側に歩いて行く。
立木の枝をかきわけながらしばらく歩くと目の前がひらけた。

おお!

この景色、どっかで見たなあ。
確か、着いてつぐに昼飯を食った「熊野古道おもてなし館」に飾ってあった
大きな水彩画(日本画?)に描かれてた風景そのものではないか。

海岸線がとても美しい。

熊野市も眼下に見える。
ガイドさんはどや顔をしつつ、説明してくれる。
はるか、正面右手に見えるのは那智山だそうだ。
その下に那智大社があって、ここから見えるはずもないけどあの那智の滝が
あるはずだ。
何年か前に、熊野古道の大雲取越えを歩いた時に行ったことがある。
あの時は大変だった。
前日は、那智の滝が見える民宿に泊まって、これはええなあって感動してたら、
その夜に、ギクっと腰をやってしまった。
上下の動きが痛くてできへん。トイレでしゃがむこともできへん。
歩くのはなんとかできそう。固まったまま、ロボットに近いギクシャクで歩いて
行く。
どうしよう。ここでやめるのも悔しすぎる。
なんとか行けそうやから行ってしまおう。無理して行ったら、登りはなんとか
なった。下りは、かなり腰にこたえる。えらいしんどかった。
降りて宿に着いたらもうボロボロ、次の日に予定してた小雲取越えはパスして
しまった。

そんなことを思い出しつつ山をみる。

右手の奥の方にいったら熊野古道の小辺路の方やろか?
あっちもいろいろ想い出がある。
熊野古道はええとこだ。
眼下には海岸線。
天気も気持ちも風景も茫洋としてほのぼのしてる。
では、元の道に戻る。

 

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ありがとうございました。