三重遊、丸山千枚田、赤木城と熊野古道の旅−21、熊野の「青の洞窟」。

熊野の「青の洞窟」。

さて、船はどんどん進む。湾の中に、奥に入っていく。
船内放送では盛んに何かを案内してるし、船の人も湾の奥の丘の中腹あたりを
指差してる。しかし、何をいうてるのか判然としない。

山の中になにがあるんやろ? 日本書紀やらの熊野伝説と関係があるんやろか?
聞いてみたら、徐福を祀るお宮さんがあるらしい。

降りないで船から遠目に見てるだけやったら何かわからん。
新宮や熊野には徐福の伝説がある。秦の始皇帝の使いで蓬莱山を探しにきた
徐福がここをその地と思って上陸したのだそうだ。知らんけど。
それで波田須町矢賀のこの地が「矢賀の蓬莱山」と呼ばれるのだそうだ。
降りて行ってみたいなあって思うけど、そういう段取りではなさそうだ。
船はしばらくしたら引き返し始めた。
今度は右岸の崖の方に近づいていく。
こんどは洞窟の中に入っていくらしい。

昔から「ガマの口」といわれる岸壁の洞窟に入っていく。

今ではすっかり「青の洞窟」と呼んでいるようだ。
わしは本場ナポリの「青の洞窟」に行ったことはないんで、ほんまもんに近いかどうかは
わからへんけどこの程度でそんなはずはないと思う。
まあ、どっちでもええけど。

中は確かに青くて美しい。幻想的。
しばらくこの中で漂っている。
青い色が幻想的だ。
とても良い。
船内のお客さんたちはじっとしてても暇なんで甲板をあっち行ったりこっち行ったり、
でもあんまり行くとこはない。
お客も飽きて、船内放送も終わったころ、船は出発する。

つぎは「楯ヶ崎」と「海金剛」とやらを見に行く。

その前に、YouTubeで青の洞窟動画をご覧下さい。

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ありがとうございました。