コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。麗江、シャングリラの旅−23。山中に食堂あり。

山中に食堂あり。

さて、薬屋さんを出る。チベット秘薬というのは気になった。話のたねに安かったら
買ってもよかったけど10年分はよう買わん。
外に出たら、もう大分時間が経っている。そろそろ帰った方がいい。帰り道も遠いのだ。
相変わらず、頭が痛い。とても晴れて気持ちがいいけど、空気が薄いのだ。
それにしても昼にジャガイモと串肉を食っただけやから結構腹が減ってる。
帰り道を走りながらご飯屋さんを探すけど、見当たらへん。そのままずるずると
郊外に出てしまう。まあ、我慢できへんこともないんで、なかったらなかったで
麗江まで戻ったらいい。
あんまり探し回らんと帰り道に入る。またまた山越え峠越えだ。
時々頭痛がひどくなる。

タルチョたなびく峠を越えた。
羊や豚が一杯集まってた広場も越えた。
キノコの露天市をやってた道路端も過ぎた。
遥か絶景の谷底を見渡す崖の道も過ぎた。
来た道は覚えてるとこも、覚えてないとこも全部過ぎた。
ええとこやった。
そして、麗江が大分近づいて来た頃、虎跳峡へ曲がるあたりに着いた。
道端に一見のごはん屋さんを見つけた。ここいらは麗江からの観光客が多いんで
それを目当ての食事処なんやろと思う。
田舎仕立てで、ボロっちい家のふりをしてるけど、実は結構お高い店だった。
まあええのだ。

ここで、遅い昼飯、兼早い、晩飯を食うことにする。
メインは魚かな? このあたりの名物は川魚だそうだ。値段を聞いたらえらく高いけど
まあしょうがない。家の外の疎水みたいなとこが生簀になってるようで、注文が
入ったら、それをとりに行く。それをわしらに見せてから捌くのだ。
名前はわからん。
野菜を選ぶ。
野菜はすべて棚に載せて見やすいように並べてある。
選んだら調理法を指定する。
わしは、そんなんわからんからおまかせにする。
適当に豚肉やら鶏肉やらを加えて、ニンニクなんかも入れて炒めてくれる。
オーダーメイドというところが大事なとこなのだ。
その分値段が高い。
もし、鶏や野鳥なんかで、特別なやつがあったら、目の前でさばいてくれるという
選択肢もある。
こんかいは魚と野菜、それにキノコを頼んだ。
魚は結構癖がある。
キノコの炒めものは素晴らしく美味しい。
野菜も地のとれたて野菜やからとても美味しい。
少々お値段ははったけど、田舎にしては満足できる食事を楽しめた。
頭が痛いのも不思議なことにすっかり良くなってる。
随分高度が下がったんやろか?
では、麗江まであと少し、頑張って帰ろう。

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ありがとうございました。