コロナ日和の日々、妄想の旅に出る。麗江、シャングリラの旅−02,北京、利群で北京ダックを食う。

北京、利群で北京ダックを食う。

琉璃廠あたりをうろついて、買い物したりしてたら結構腹が減ってきた。この日はちょっと一味
違うとこで飯を食おうと思っている。北京には、何度か来てるんで、色々と有名な、とは言え
値段の安いとこではあるが、街角食堂、裏町料理店、人気屋台などなど一杯行った。
やっぱり中国は食いモンに関してはホンマにすごい文化をもってるといつも感動する。
北京だけではなく、広大な国のどこに行っても美味いもんがある。
それぞれの地方に独特のモンがある。
多少の当たり外れはあったにしても、やっぱりこの国は食の王国やなあって思う。
さて、では本日の晩御飯はというと、北京ダックにしようと思う。
北京で北京ダックなんて、ミーハーすぎるやろなんて思って今まで考えへんかった。
しかし、要考えたらミーハーで何が悪い、美味いもん食いたかったら何でもええやんかとも
思う、ところで北京でダックと言ったら全聚徳という有名な店がある。
政府要人たちも行くという高級店だ。
そんなありがたいやつは遠慮させてもらうとしたら、知る人ぞ知るという、「利群」という
店があるそうな。街中のひなびた胡同の中にある地味な見せながら予約が取りにくいという
人気店でもあるらしい。
幸い、時間が早かったためかすんなりと予約できた。早速行ってみよう。
紫禁城の北の方のゴチャゴチャした胡同の真っ只中にある。外から見たらこんなとこええの?
って思うような小汚い一角ではあるが、そして店の看板も入り口も、裏町の屋台の食堂の
一角みたいな様相を見せてはいるけどようみたら、キレイな建物に古色をつけたような
感じがよくわかる。

入り口がごちゃついてるけど、わしらは予約してるんで並ぶ必要がない。
そのまま奥に通される。
中は建物自体は古いけど、清潔に改装されている。
史跡を保存するような法律があって、一定程度以上は手を加えられないのだそうだ。
店内は情緒を醸し出すためかわりと薄暗く照明されている。奥の角の部屋に目をやれば
無数のダックが吊り下げられて鈍い光の下で怪しく光っている。
というても、なんか気味の悪い事が起こるわけでもなく、明るく元気に注文をとりにくる。
ここでは、一羽、二羽とダックの数で注文する。わしらは2名とても一羽まるごとは
食べられへんから半羽で予約しておいた。
それ以外には普通の料理があるんで、いくつか頼んでビールを飲みながら食う。
ダックはとても美味しい。
皮が香ばしくて、肉が柔らかくて、しかも噛みごたえがある。
ここのやつは、よく北京料理の高級店、あんまり知らんけど、であるようにパリパリの皮だけを
薄いクレープみたいなやつに包んで食うスタイルではない。
薄めにスライスはされてるけど身も皮も一緒にくうのだ。皮だけのやつは、ちょっと脂が多いような、
ええもん食ってないからか、気がしてあんまり好みではないけど、
ここのは少し集めの小ぶりの皮に挟んで食うというやつでネギと甘い味噌をつけてくるんで
食うととても美味しい。
他の料理もとても美味しいけど、特別というほどではない。
ここはやっぱり雰囲気を食うところなんやと思う。
昔ながらの北京というのを老北京という言い方をする。
老北京の老胡同を味わうための場所であるんやと思う。
そういう意味ではとても良いところにある。
北京料理とかいうのは実際には存在しなくて、主にとなりの山東省の料理人が来て
造ってたから山東料理的なやつをそう呼ぶというふうに聞いたことがある。
わしにはそんなことはわからんけど老北京風の料理というのは今でも食べられると
思うんで、いろいろ探検してみたい。
外へ出たらもう暗くなっていて、赤い提灯に裏通りに暗闇がよく似合っている。
ごちそうさんでした。

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ありがとうございました。

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