雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-7

空中楼閣?、懸空寺
雲崗石窟を出てからもう1時間半くらいは走っている。山も一つ越した。
そして、もう一つ丘を越すと北岳恒山と書いたゲートが見えてきた。目指す寺はもうすぐだ。
そして着いた。目の前に大きな崖が見える。
その広くて高くてのっぺりした崖の表面になにやら建物が見える。
どうやら、壁に張り付いた楼閣のようだ。

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あれが所謂、「懸空寺」なのだ。つまり空中に飛び出した寺ということだ。
良く見ると、その建物までは梯子をかけたような道がじぐざぐにつけられている。
あそこまで登れるのだ。
入場券を買うと、一緒に保険も買わされる。建物には補強の杭が何本も付けられている。
「大丈夫かいな?」と思いつつも、「ここまできたら行かなきゃしょうがない」と
いうことで登り始める。
確かに「高いところに登る」こと自体、楽しく面白い事ではあるのだが、一体何の為に
わざわざこんなややこしいところに寺院を作ったのだろう。
「修行の場は苦行の地に」ということなのだろうか。
そういえばキリスト教の修道院で峻絶な山上に造られたのがあったなあとも思うが、
どうなんだろう。

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