雲南省、棚田、少数民族、奇観絶景の旅-06、建水、双龍橋へ

昼飯をたっぷり食って、ビールもワインも飲んで体はタプタプ音がしそうやけど
雨はやまない。では双龍橋へ行こう。
建水市内から20分ほど車で走るともう農村地帯になる。実は7年前にここに来た
ことがあるのだ。その時は荒れ果てた廃線のよこの草茫々の河川敷の中にええ
感じに古ぼけた塔楼付きの橋があった。あれはどうなったやろ? いまでも草叢の
なかでひっそりと佇んでるんやろか?

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雨はますます酷くなる。雨が降ってる時は傘をさしたほうが歩きやすい。駐車場?
前は駐車場なんかなかったけど、悪い予感がする。随分観光課されてしまったんと
ちゃうやろか?
川のそばに出る。
おおっ、えらい綺麗な橋がある。

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見違えるではないか。川もすっかり浚渫されていて、水がごうごうと流れている。
まるで違う場所にきたようだ。
おやおや、前はこんなんやったんやで、

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えらい変わりようや。

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まるで昔からの史跡であったかのように詩を献じた石碑まで作られている。

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確かにこの橋は美しい橋だ。

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中国では有名な美橋が沢山あるけどこれもその一つやと思う。
一番有名なのは盧溝橋かな? マルコポーロが世界で一番美しいと言ったらしい。
もちろんあの大戦で壊れてしまったんで、わしらが行ったときは既に修復後のやつだった。
小さくなってしまったけど美しい橋だった。
ここに前回来た時は、この少し先の団山村に行こうとしてたら、その時お願いしてた
ガイドさんも運転手さんも道がわからないで、建水の街のなかで情報を探しまくった
あげくやっと引退した教師を道案内に車を走らせる途中に、途中にええ橋あるけど
見に行くかい? ということでたまたま行ったようなところであって、あんまり
人に知られていないようであった。ええとこ知ってるでと自慢したかったんや
けど今では有名観光スポットになってしまったらしい。
こういう風景は変わらんから嬉しいなあってみていると

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ちょっと辺りが騒がしくなった。
列車が来るらしい。すっかり廃線になってしまってと思ってたら、違うらしい。

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1日何本か観光列車が走ってるという。

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なるほど時間があえばこう言うのに乗ってみるのもええかもしれん。
後で調べたらこのあたりには、昔、フランスが作ったベトナムー中国を結ぶ
列車路線の駅が残ってるのだそうだ。残念、事前にしっておれば寄ってもらったのに。
この線がその路線跡かどうかはわからない。
それに今では、ここを通ってベトナムまで行く列車もしばらくぶりに復活している
のだそうだ。それもこの路線を通るのかどうかはわからんけど、そういう路線が
どんどん開通するのは良いことだと思う。
いつかまた乗ってみたい。

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ありがとうございました。