雨は降り止まない、どころかますます激しくなってきた中を団山村に着いた。
駐車場(やっぱり出来てる)から村と言っても、清の時代に錫の交易で一財産
築いた張という人の家を中心にかたまってる集合住宅の入り口の門まで歩くのが
つらい。
距離が長い上に道路の上を雨が滝の様に流れている。ちょっと靴の中がやばく
なりそうな雰囲気だ。靴自体はゴアテックスで防水素材のはずなんやけど他の
とこからじわじわと入ってきて靴下が湿っぽくなりかけてる。気持ち悪い。
もっと本格的な雨対策をしてきたらよかった。
今は門の手前右側に料金所があってそこで入場料をとられると専門の案内人が
案内してくれるようになってるようだ。7年前に来た時はそんなのはなくて、
勝手に入ったらよかったような気がする。
中にはいると普通の人達の生活があって、わしらが入ると子ども達が珍しげに
集まってきたてわしらが連れてきたガイドの女性と手をつないで村の中を案内
してくれた。ああ、あんなほのぼのした時代はもう帰ってこない。
で、わしらは土砂降りの中、案内人の後をとぼとぼとついて歩く。
こういう邸宅は綺麗に修復しないのがいい。しかもまだ住んではるから嬉しい。
庭もなかなかええ感じだ。
奥の車は消防車、前に来たときは表に鎮座してた。幌が新しくなった?
こんな風に、建て屋の間にも庭があって門があって、通る時向こうをみると、
それが風景になるように工夫されてる。こういう徹底が粋なのだ。
大きな庭に出た。
新旧の混在が唐突感があって面白い。
雨の中の路地を右へ左へと
こういう微妙な曲がり方が面白い。
サボテンみたいな木が面白い。
車が興醒めやけど。
という具合に大雨の中をぐるぐる回る。案内人のお姉さんは裾を引きずりそうな
ほど長いスカートをつまみ上げつつ歩いてるけど濡れへんかそれが気になる。
殆どの家に普通の生活があって、時には民芸品調にお土産を作って売ってるけど
残念ながら買う気にはなれないのだ。
最後は薬草園みたいなとこに出る。
前にここに来た時は、家の番人みたいな厳しいお婆さんがいて、わしらが連れて
きたガイドの資格について厳しい突っ込みをしてたみたいだった。そのガイドが
たじたじとなるとバッタもんのガイドが客を連れて来よったみたいな事を吐き捨
てるように言うてたらしい。
何が何かようわからんけど
あれはあれでおもしろい、これはこれで面白い。
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ありがとうございました。