我が家では、麻婆豆腐は割と人気のあるメニューの一つだ。
しかし、最近私が作っているのは、あまり評判がよくない。
中国で買って来た唐辛子や花椒をやたら入れるので、辛すぎるのと、花椒も家族の
口には合わないようなのだ。
それに自分でも思うが、中国で食べるように味にコクがない。
調味料が不足しているからしようがないが、物足りない事は確かだ。
「なんとかしたいなあ」と思っていたら、先日、四川省成都に旅行した時、
いいものを見つけた。
「麻婆豆腐の素」だ。
それで使ってみた。いきなり一袋入れて台無しにするのは怖いので、最初は1/3くらい
にしとこう。
なかなか良い香りがしてきた。今日は唐辛子と花椒は控えめにしておこう。
今回はわりと美味く行った。家族にもそれほど不評ではない。
日本的、麻婆豆腐としてはましな方かもしれない。
しかし、自分ではかなり不満だ。
本物の四川料理の、鮮烈な辛さの奥にある深い味が欲しいのだ。
花椒も料理に単純に入れただけでは、十分な香りと痺れが出ているとはいえない。
もう少し調味料を調べてみないといけないかもしれない。
そう思って手元にある四川料理の本を見ても、麻婆豆腐はのっていない。
本格料理というより、家庭料理の一種という扱いなのかもしれないなあ。
まあ、もっと研究してみることにしよう。
山椒も、海南のかねいち商店、「ぶどう山椒」を試してみないといけない。
四川の麻婆豆腐の素
- 2010年1月27日
- 四川、陝西他/西安、竜門、楽山、峨眉, 食材等
- 辛いもの好き
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