麗江、シャングリラの旅(8)

こんな空気の薄い高い山の上にも生活がある。
麗江とシャングリラを結ぶ山道はそれ程広くはないながらもきちんと舗装されていて、ドライブは快適だ。ひっきりなしに観光客を載せた車が通るし、物資を運ぶ車も通る。通る人があれば、丁度休憩をとるような場所に物を売る人たちも集まってくる。
店が立つほどではないけれど、売る人も賑やかに集まって、近くでとれる茸や果物を程よい大きさに小分けして売っている。果物はともかく茸は、みずみずしくて旨そうだ。
いろんな種類の茸があるけれど、松茸は見当たらない。7,8月が季節なので、あることはあるけれど今日はでていないと言うが、日本への貴重な輸出品なのでこういうところには出ないのかも知れない。茸の値段は一袋10元、15元という話なので驚く程安い。但し日本には持ち帰れないのが残念だ。

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麗江からは一つ峠を越えると金沙江というところに川辺の集落があって、そこからもう一つ大きな峠を越えないとシャングリラに辿りつけない。その峠の上がこういう長閑な憩いの場になっている。
しかし、標高3千m前後の峠道を数時間かけて走るのは決して甘くは無いドライブなので事故もそこそこありそうだ。
我々の走る途上でも、峠の下の方で大きなトラックが一台崖にめり込んでいた。
同じ峠で、帰りには観光客を乗せたバスが峠の上の狭いところで立ち往生していて、その先には、とりあえずこの客だけを迎えに来たらしいバスが狭い峠道で向きを変えようとして路肩の地道に足をとられて身動きできなくなっていた。
あの人たちはあれからどうなったんだろう。
それにしても、雲の上に連なる山々、長閑な草原、ここもまた一種の世外桃園といえる。

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