雲南省、元陽、建水の旅-25

雲南省、元陽、建水の旅-25 朱家花園に泊まる
ヘロヘロになってホテルに帰ってきた。
「朱家花園」という昔の豪商の邸宅をホテルにしているのだ。
だからホテルと言っても邸宅なので、門があって、門番がいる。「誰だ?」と言うので、
ルームキーを見せて、「客だ」というと開けてくれた。そこからは広い庭だ。
回廊を伝って部屋に向かうが、広いし、暗いし、酔っ払っているので、
なかなか辿り着かない。やっと着いたら、こんどは扉も鍵も古いものなので
開け難い。ガタピシやってやっと中に入る。
しかし、部屋の入り口は、いい雰囲気だ。

 

「驚いた」
部屋はそれ程大きくはないが、王侯貴族の邸宅を見学すると良く見るような寝室の
雰囲気を思わせるしつらえになっている。
メインのベッドには天井まで支柱があって、蚊帳のような薄い布と、遮光の布が2重に垂らされている。
もう一つのベッドには、吊り蚊帳のようになっている。
なかなか面白い。ちょっとエライ人になった気分だ。
平遥古城のホテルもよく似た感じだったが、ベッドがオンドル風だっただけで、こういうしつらえは
なかった。それに、床は土間で、見た感じは面白いが、使い勝手が心地よいという訳ではなかったが
ここは、床は板張りだし、バス、トイレも機能的で使い易い。
雰囲気を味わえて居心地が良いという仕掛けになっている。
気を良くして、ベッドに入ったが、酔いの勢いで、即刻爆睡してしまった。