建水の昼飯

今回の雲南省、元陽、建水の旅で建水を出る前に丁度昼食時分となってしまった。
すると運転手が、「昨日、建水中学の先生と食事して私がごちそうしたので、今日は向こうが
お返しをすると言ってるが一緒に行ってくれるか」と言い出した。
そういう流れならしょうがない。「まあいいよ」と言うと、「おいしい米線を食べに行こう」と言う。
「米線はもう朝食べたよ」とあわてて言う。米線はじつは少し食傷なのだ。
すると、その先生と相談して、「私が住んでいる近くにハニ族の民族料理の店があるから、それでいいか?」
と言う。「もちろんそれでいいよ」という事で、ついたのは、住宅街の真ん中、まわりに商店街とか
があるようなところではない。高層マンションがずらっと並んでいる。
「こういうところはかえっておいしいかもしれんなあ」と期待だ。
中に入って座っていると、店の人と連れて行ってくれた人達でわいわいと盛り上がっている。
どうやら、新鮮な鶏を一匹潰そうという話になっているようだ。
これは期待が持てる。
後は野菜だ。
野菜はやっぱり新鮮なものが沢山ある。
「おいしい。これは何?」と聞いたら、「それは昨日、孔子廟で見たでしょう」と言う。
今思うとどれだったか忘れてしまった。やっぱり時分で注文しないとだめだなあ。

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これは鶏のモツの部分の煮込みだ。これは絶品と言える。
匂いも癖も殆ど感じられない。柔らかくてコクがあって実に旨い。
こういうのを食べていると幸せだ。

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これは身のところ。これも当然おいしい。
豊かな味だ。

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しかし、そっと見ているとどうやらここの勘定も運転手が払っているようだ。
体面なのかどうか分からないが、「やつはかなり無理をしているな」と思った。
「後でなんとかしてやろう」とこの時に決めた。

毎週水曜は食べ物に関する話です。