さて、坂を下る。
振り返ると駅舎が見える。
良い感じ。天気も良い。
少々暑いけど大丈夫。
長閑な坂道を下る。
道路が交差してる。
左手の方にまっすぐ行ったら、坂を左手に回り込んで、国道370号線に出る。
国道370号線は矢立の茶屋の分岐から国道480号線になって高野山に向かう。
後ろ、矢立方面に向かったら、車道ではなく昔の道があって370号線に沿ってやはり矢立の茶屋に向かう。
これは町石道を歩く場合のショートカットのルートとして紀伊細川駅を利用する方法になる。
登り下りを簡単にしたい時、急に天気が悪くなったとき、などに利用できるのだ。
右手の方に行ったら、旧道をずんずん歩いて高野山まで繋がってる。
これは行ったことがない。
いずれにしても高野山に行く道ばっかりなのだ。
高野街道の真っ只中。
位置的には橋本市学文路から高野山に向かう京大阪道と、九度山町から高野山に向かう町石道とのちょうど真ん中くらいになる場所だ。
で、集落は左手にある。
そっちに進む。
道の右手に川が流れてる。静かな山の中やからせせらぎの音がよう聞こえる。
農作業をしてはる横の野道をまっすぐ進む。
右手前方に神社が見える。
川向こうにあって、何だか特別感が漂ってる。
八坂神社というらしい。
八坂神社といえば京都やないか?
祭神は素戔鳴命と奇稲田姫命で牛頭(ごず)天王と呼ばれたいた。なんてことらしい。
ようわからんけど、神仏混合の神様ということらしくて、京都のやつと関連があるらしいけど、細かいことはようわからん。(わしには?、ネットで調べても?)
元々は有名な大名、細川氏と縁がある人が建てたと言うことらしい。
知らんけど。
地名が細川だけに?
知らんけど。
ともかく立派な神社である。
本殿、拝殿、辨天社が揃っている。
正面鳥居の両側には巨大な銀杏の木。
右にも何本か、
左にも何本か、
とても背が高い。
広い境内を巡ってみる。
先ほどの川が神社の前を流れて、あんまり静かなんでせせらぎの音がうるさいくらいだ。
左手の方にいくと、事務所のような建物や、普通の民家のような建物がならんでいる。
右手の方に行くと、拝殿か本殿か、辨天社か、何だかわからんけど、神社的な建物がならんでいる。
何となくパワースポット的な雰囲気が漂ってて面白い。
こんなにきちんと整備されてるからには、ちゃんとした、お祭りなり伝統行事なりがあるに違いない。
2月3日に星祭(節分祭)、8月16日に傘鉾祭というのがある。
7月7日に近い日曜日に七夕まつり、10月15日秋祭り。
傘鉾祭りは見にきたことがあるんで別途紹介するけど、他の行事はわからへん。
それにしても、こんな田舎の山のなかで、こんなにちゃんと伝統行事が残ってるって、残してる人たちも大変やろなあって思う。
今は静か。
セミの声はまだの頃で、時々鶯の鳴き声が聞こえる。
とても良い。
高野山、京大阪道の地図。
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八坂神社の地図。
天空の秘境駅、紀伊細川駅を訪れた旅をユーチューブ動画にしました。ご覧ください。
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