最近、というか前から漁港でうまいもんが食えるという話はよく聞いた。確かに
わしもそういう経験がある。最近で言えば呼子に行ったときもとても美味しい
もんにありついたし、伊根の舟屋に行ったときもやし、他にもいろいろあった。
和歌山市の新和歌浦漁港あたりにも美味しい店があるとか、いやいやあそこは
すぐに中央の卸売市場に出してしまうんで地元には美味しいもんあれへんでとか
いろいろ聞いたけど、それはずっとずっと昔の話で、ほとんど何の根拠もなくなった。
で、最近、和歌山市に行く用ができたんでちょっと変わった視点でランチが
できるとこを見つけたいと探していたら、「おっとっと広場」というのが見つかった。
新和歌浦漁港でやってるフードコートみたいなとこらしい。
和歌山はわしが高校時代におったとこやからどこでもわかるわいと自信を偉そうに
思いながらもナビをセットする。なんやこっちよりあっちの方が近かったのに
とナビにツッコミをいれながらも到着した。
と思いきや掘っ立て小屋みたいなんしかないではないか?
もしかしたら休み? 慌てて電話する。 「やってますよ』
うろたえるが、最後のところがナビとは反対方向やった。ようみたら案内の
人がいてはるではないか。
無事、到着。
なかなか食欲をそそる入り口だ、
中にはいると、お客さんで賑わってる。
ええ兆候だ。
美味しそうなもんがいっぱいあるではないか。
シラスの天ぷらやアナゴの天ぷら、刺身に寿司、蒸しホタテ、好きなもんが
いっぱいある。どれもこれも食べてみたい。けどお腹はひとつ、気いつけんと
一番ええもんを食い逃す。
ここの仕組みは、気に入ったモンがある屋台で注文して、片隅にあるテーブル
スペースで待ってると持ってきてくれる、或いはすぐ出来るやつは自分でそこ
に運んできて食べるということだ。
テーブルの上にメニューがあった。
これを握りしめて待ってても何も食えないんで、これを見て心が決まったら自分
で注文しに行く必要があるのだ。そやから一気に決めずに食いながら次々と思い
ついたモンを買いに行くという段取りになる。
まずは小エビをさっと湯がいたやつ。
これは滅茶滅茶美味い。まるまる食ってもええし、頭を取ってもええ。ビールが
欲しくてたまらんけど運転中やからそれはだめ。
やっぱり飯もんも要るなあと思い、太刀魚丼を頼む。
これがまたとても美味しい。太刀魚を生で食えること自体がありがたい。
食ってるあいだに先に頼んでおいたシラス天ぷらができた。
これがまた抜群においしい。シラスの塩味がよく利いてる。バリバリサクサクっと
いくらでも食えそうや。
もうええかげん腹がいっぱいになったけど、広東風と書かれたラーメンがとても
気になる。しゃあない思い切って食おう。
これが更に強烈に美味しい。こんな屋台で売るのはもったいない(失礼)んと
ちゃうやろかと思うくらいだ。
広東風というだけあって出汁が薄味で優しいとてもいい味だ。
麺も程良い硬さのでしなやかさがある。喉越しがとてもいい。
チャーシューは柔らかくて味がいい。白菜、きくらげとやっぱり広東風なんやね
なんとすばらしい。
久しぶりの和歌山で美味しいものに出会えてよかった。
他にも食べたいもんがいっぱいある。また来よう。
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ありがとうございました。