天空の秘境駅、南海高野線、紀伊細川駅に行ってみる−4、八坂神社の傘鉾祭り。

3社同時の夏祭り?

実は数年前に八坂神社に来たことがある。傘鉾祭りを見に来たのだ。

毎年8月16日に開催されるらしい。

同じ日に、時間をずらして、山の上から下の方、つまり紀伊細川の八坂神社、上古沢の厳島神社、椎出の厳島神社で順番に似たような神事が行われるのだ。

とても興味深い。

一個あるだけでも珍しいのに、3つ続けてあるなんてとても興味深い。しかも、それぞれが、同じ神社でもないし、連携してるわけでもないし、お互いに何か交流してるわけでもないらしい。

昔は、もしかしたら関係あったんかもしれん。

同じ日に、時間をずらして順番に山の上から下の方へ、同じ川を上から下へ。

似たような祭りを行う。

鬼、傘鉾、雨乞い、五穀豊穣、無病息災・・・

願いは昔から同じだ。

こんなんええではないですか。ずっと続いて欲しい。

けど、続けるのは大変やと思う。まさかこのためにこの地に永住できる人ばっかりとちゃうと思う。移住した人はこの日のために、戻ってこんとあかん。

因みに、神主さんさえ常駐ではないらしい。この日の為にやってくる? あるいは戻ってくる?

それでも頑張ってはる。

あじあん

紀伊細川、八坂神社の傘鉾祭り。

前にもブログに書いたけど、一回見に行った傘鉾祭りの様子を報告させていただく。(5年前)

写真は全てその時のものだ。

時間前から、いつもはいない見物人や集落の関係者の人たちが集まって賑やかだ。

やがて、祭礼が始まる。

神様に祝詞をあげてはる。

儀式は続く。

何かわからへんけど。

あじあん

さて、次は鬼の番だ。

随分前から傘鉾をかぶって待機してはる。

鉾と八坂でなんだか祇園祭的なものを期待せんでもなかったけど全然違う。

昔のえらいさんの女性が傘に垂れ幕みたいなんをつけてた、あんな感じのやつだ。

それに、ヤマトタケルの活躍する絵みたいなんを描いてる。

時代がかってて面白い。

時間がきたら鬼の扮装をした人が中に入って進み始める。

音楽はない。

ある程度進んだら、鬼が中から出てくる。細い竹のようなものを持ってる。

それで、あたりを清めるような仕草をしながら先に進む。

あちらこちらを清めて回りながら、拝殿に行く。

本殿? 拝殿? 辨天社?

何が何やらわからんけど、あっちこっち。

神主さん(女性だった)と一緒に拝礼して廻る。

祝詞も詠まれる。

それがすんだら、見物人の方にやってくる。

こういうやつのいつものやつ。小さい子どもを脅かしに行く。

あじあん

鬼に触ってもろたり、噛んでもろたりしたら無病息災になるというやつだ。

信じても信じんでも良い。

こういうのは楽しい。子どもには迷惑だ。泣いてしまう子が多い。

ここのはあまりキツくせえへんので泣く子は少なかった。

こんな感じで、ユルユルと始まってユルユルと終わる。

とても良い。

これからもずっとお願いします。

しばらく時間が経ったら(神様が次に行ったら)、川下の集落で同じようなのが始まる。

ええですなあ。

天空の秘境駅、紀伊細川駅あたりを巡った時のユーチューブ動画です。ご覧下さい。

 

 

紀伊細川、八坂神社の地図。

あじあん

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