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一旦階段を降りる。
那智大社から青岸渡寺へ行くにはいったん階段を降りる。さっき登ってきた大きな鳥居のところに分かれ道があった。あそこまで戻ろう。
せっかく登ったのに、徒労感があるなあ。
登り直し。
しかもまた急やで。
がんばって登る。
なんかおかしい。登り切って入口広場のところ。
振り返ってみたら、その景色に見覚えがある。
近道があった。
あの左に見えてる門って、さっきの那智大社で、あの奥の門のとこから那智の滝が見えるって言ってたあの門をくぐって先に行ったらここに出るんとちゃうやろか。
そう言えば同行者が盛んに言うてた。こっちから行けるはずや。
なんとなくぼんやりして聞き流してた。
なんでそんなこと気いつかへんかったんやろ。あほちゃうか！
あの急な階段を降りて登ってって。ただでさえしんどいのに、同行した友人たちにさらなるしんどさを追加してしまった。
えらいもうしわけない。
友達と神様と仏様にしっかりお詫びしておこう。
では、丁寧にお参りして、気を取り直して、展望台に行こう。
ここは隣の那智大社より更に見晴らしが良い。
それらしき場所にたくさんの人が群がってる。外国人の観光客が多い。
わしらもそこに行く。
とても景色が良い。
雨は降ってるけど景色は抜群だ。
滝が見える。
三重塔も見える。
熊野の山が見える。
わしらも見る。
外人さんたちも見る。
日本人も見る。
ええ景色や。
折角やからスケッチして行こう。
小降りとは言え、雨が降ってるんでちと描き難い。急いで描かんとあかん。
急いでリュックからスケッチブックを出して描き始める。
ちょっとだけ人だかり。恥ずかしい。
外人さんが興味深そうに見てはる。
カナダから来はったみたい。
とうとうスケッチ画をカメラでパチリ。
恥ずかしい。
良い旅を！
雨が強くなったきた。そさくさと描き終えてリュックにしまう。
帰ってから絵も描いた。 
では、次は滝を見に行こう。
熊野古道、大門坂、那智大社、青岸渡寺、那智大滝などを廻る旅をユーチューブ動画にしました。ご覧下さい。
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青岸渡寺の地図。
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ありがとうございました。
