四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅-12

蜀犬日に吠ゆ
「蜀犬日に吠ゆ」という諺がある。四川省すなわち蜀の国は天気が悪く
霧がかかったような日々が続くから、偶に日が出ると犬が驚いて吠えたてる
という話だ。
つまり知っている人なら当たり前の事を、無知ゆえに初めて気づいた人が
鬼の首をとったようにわあわあ言いたてるような事を指している。
そういえば最近はそういう人が多いような気もするが気のせいかな?
それはいいとして、今日は朝から成都の街は霧がかかっている。
車に乗って郊外に出て高速道路を走っているとますます酷くなる。
「おとついはこれでやられたんや」
つまり、成都の霧が深すぎて上海に向かう飛行機が出発できなかった。
飛行機が来ないから、上海からも勿論飛べない。そういう事態だったのだ。
今日は飛行機に乗らないからいいが、この分では明日の出発も心配だ。
最近は中国国内を旅行する度に大幅な遅れに遭遇する。
雨で遅れ、雷で遅れ、強風で遅れ、機材整備の都合で遅れと事情はいろいろ
だが一度として送れなかった事がないほどだ。
しょうがないと思う部分もあるが、飛行機ー飛行機、飛行機ー列車など乗り継ぎ
の計画を立てる場合は、飛行経路や気候の状態、季節柄などいろんな事を考えて
余裕を持っておかないと心配だ。しかし、いつも余裕がたっぷりとれるわけでは
ないので何時かえらい目に遇うかもしれない。心しておこう。
今日は、楽山や峨眉山とは正反対の成都から東に向かう旅だ。
大都会西安とのほぼ中間にある広元という街の周辺に蜀の桟道がいくつかあるので
それを見に行く予定にしている。
ざくっと計算して、700kmくらいの旅になりそうだ。どれだけ時間がかかるやら?
しかし、殆どが高速道路なので快調だ。
霧に曇った四川の景色もなかなか味がある。
ゆっくり味わいながら走ろう。

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