四川省、ミニSLの旅、芭石鉄道を行くー19、麻辣空間で火鍋を食う

今日は成都に帰ったら楽しみがある。
晩飯は火鍋の店に行く事にしたのだ。
友人がたまたま来る時の飛行機で隣に座った中国人の女性から、
「ここは絶対おいしいから行ったらいい!」と教えられた店なのだ。
「この店に行くために帰って来たようなものだ!」とも言っていたそうだ。
「それほどやったら行かんとあかんやろ」
それで急遽友人がネットで調べると成都にいつくかの店があった。
一番行きやすいところを運転手さんに予約してもらおうとしたら、その店は閉じて
しまっていた。
他の店は連絡がついたが、予約はできないと言う。行って待たないとしょうがないのだ。
行列のできる有名店にこういう所が多い。
それでも食べたいという気持ちになってしまっていたのでとりあえず行く事にした。
「並んでるなあ」
階段まで行列ができている。

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受付に名前を言ってチェックしてもらい順番が来るのを待つのだ。
階段のところでボーっと立って待ってたら椅子を持ってきてくれた。
「サービスええなあ」
もうちょっと待っていたら、こんどはおかきみたいな菓子を持ってきてくれた。
「えらいサービスええなあ」
その後サイダーみたいな飲み物を配り始めた。
待ってる人皆にだから、これはすごい。中国でこんな丁寧なサービスは見た事がない。
中国で日本みたいな感覚の新しいサービスの形を見たような気がした。
「こんなん好感度高いなあ」と思った。

順番が来て中に入るとテーブルの片づけ方も今迄中国で良く見たやり方とはかなり
違っていた。このあたりのサービスの方法にも工夫が見られて新鮮であった。

一通り注文が終わると火鍋に出汁を入れに来た。
ポットのようなものに入れて持ってきている。
「特別に作って保存しているスープです」と言っているようだ。
スープが火鍋にこれほど影響しているとは知らなかった。
スッポンやらニンニクやらクコやらいろんな漢方系のものを入れて味を作る程度
だと思っていたが、このスープを入れると火鍋が格段においしいのだ。
「えらいもんやなあ」
この店、いろんな工夫に満ちている。

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野菜にきのこ、肉に魚に臓物などなど、一杯頼んで食べきれない。
暑くて辛くて汗びっしょりになるが、実においしい火鍋なのだ。
「絶対おいしい」と教えてくれるはずだ。
「ありがとう!!、非常感謝だ」
それにしても写真の腕がひどいもんだ。

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食べ終わると、一人一人もれなく、サービスでシャーベットを持って来てくれた。
これも日本的なサービスやなあ。
日本人がからんでいるのかどうかはわからないが、日本人的な感覚のサービスに
満ちていて、おいしいし、心地よかった。
こういう店は絶対はやるはずだ。


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ありがとうございました。