近江八幡水郷の旅−1、近江八幡駅へ。

近江八幡へ行ってみよう。

ある日、近頃コロナで引き篭もり癖が体に染み付いて、浮かない日が多いではないか。

たまには、ちょいとスケッチ旅でも行ってみようよ。

なんて、ことを思いついて、絵の仲間4人で、とりあえずは近場で気晴らししようと、近江八幡の水郷を思い付いた。

九度山暮らしのわしからしたら少々遠方、京都の友人たちにはかなりの近場の旅になる。

それはともかく、冬枯れの琵琶湖湖畔の水郷に触れてみよう。

てなことで、九度山からは南海電車、難波からは地下鉄で大阪駅へ。

もしかしたら、料金的には新今宮から環状線に乗って行った方が便利かもしれんけど、環状線はあさの通勤時間帯あたりはめちゃ混んでるし、絶対座れない、その上に地下鉄より時間がかかる。あんまりええことないのは学習済みだ。

 
あじあん

大阪駅で新快速に乗る。

混んでたけど運良く座れた。

大阪、京都間はいつも乗客が多いけど、乗り降りも多いんで、途中で座れるチャンスも多い。

車内には旅の空気は1ミリもない。

京都をすぎると、少しずつ、空気が変わってくる。

因みにこの電車は野洲止まりやから気いつけんとあかん。同じホームやから問題ないけど、すぐの発車でございます。というやつだ。

 
あじあん

野洲で乗り換える。

乗り換えると一気に乗客が減る。

わしがいち早く乗り換えて座ってると、次々に乗り換えてくる客の中に外国人がいた。

入り口のところで、「この電車近江八幡に行きますか?」って聞いている。なまってるけど日本語だ。

近くにいた人は、「わからんって答えてる」、すると奥の方から、「大丈夫ですよ」って教えてる。

こんなんええですなあ。最近は皆さん、スマホの地図アプリで道案内してもらうから、他人との交流がなくなってしまった。こんなかたちで外国人とちょっとでも触れ合うのはええことやと思う。

二人連れやった。その後の会話や服装から、どうやら韓国から来たビジネスマンらしい。

がんばって下さい。

因みにわしは韓流ファンではない。

駅に降りた。どっちに行こう。バスという看板に釣られて南口に行ってしまった。行ってみてわかったけど、こっちはタクシー乗り場?、バス停は見当たらへん。反対側だ。北口に行く。

すぐにわかった。一番手前の6番乗り場が正解だ。

「ちょっと待て、えらいこっちゃ、大事なもん忘れてる」

缶ビール買ってない。持つのんいややからギリギリまで買わんことにしてた。駅前やったらいくらでもって思ったのが大きな間違い。全然見当たらへん。水郷めぐりの事務所に電話してみる。自動販売機なんか置いてないよって。

確か、改札出てすぐのとこにキオスク的なコンビニがあったはず、あっこに行ったらあるやろ。

もうバスの時間が近いし、急がんとあかん。

てなことでビールも無事ゲット。

 

“"

 

 

 
あじあん

近江八幡駅からバスに乗る。

 

バスが来たんでバスに乗る。

さっきの外国人も乗ってはる。どこへ行くんやろ?

「水郷まるやま」はだいぶ先だ。「ラコリーナ」でお客がどっと降りた。その先がまるやま。

ビュッと木枯らしが吹いてる。

寂しいところではないか。荒涼としたヨシの原が広がってる。画題としてはええかもしれん。

もう、定期観光船の運行は終了してる。貸切船の営業だけだ。

わしらはもちろん予約してあるからOKだ。

準備して待ってくれてたみたい。焦らずにトイレにいってから舟に向かう。

今日は天気が悪いんで雨が降ったらいややなあって思う。濡れるし寒いし。

その心配は要らんかった。屋根付きの舟だ。

一人一つ毛布と湯たんぽを用意してくれてる。これに潜り込んでりゃ快適そうではないか。

 

 

手漕ぎ船で水郷巡り、ユーチューブ動画にしてみました。ご覧下さい。

 

 

 

近江八幡駅地図。

 

水郷まるやま地図。

あじあんじゃんくしょん
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