コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−99、台湾飯でほぼ送別会、誕生日祝い。

台湾飯でほぼ送別会、誕生日祝い。

さて、一人寂しく誕生祝いをした話を、日本人の学友にしたら、ならば、誕生日祝いを
やってあげようという事になった。
わしらもそろそろお別れだ。お互いの送別会という意味もある。
普段はみなでストイックな貧乏学生暮らしを満喫してるけど、たまにはええもん食いに行こう。
とはいえ、贅沢は許されない。安くてうまい店を探す。
なんだかんだといつもの観光街、河坊街あたりをうろつく。
このあたりはいかにも観光客相手という、杭州料理の老舗を装ったような中途半端な
高くて、それほど美味くはない店が多いけど、ちょっと場所が外れかけると大衆的な
庶民向けの店もいくつかある。
ここにしばらく暮らすうちにそういう店を見つける嗅覚も出来てきた。
本日はここにしよう。
台湾料理の店である。(数年後に行ったときにはもうなくなってた)
若い人がいっぱい出入りしてる。
安くて美味しそう。

賑やかで元気な店だ。
残念ながら、学友たちはお酒を飲まない。
乾杯抜きで盛り上がろう。

台湾料理という明確なジャンルは難しい。
台湾は、福建省から渡って行った人が多いという。そのためか、福建料理系あるいは
その元々的な広東料理系の味付けが多いように思う。
客家(ハッカ)料理という、これも福建省に多い、少数民族的な人が台湾にもたくさんいて
その人達の料理のことなんやけど、やっぱり独特の味わいで、とても美味しい。
これも一つの台湾料理のジャンルである。

最初は豚肉野菜炒め。メチャ分かりやすい。

鍋に入って出てくるんでいつまでも熱々だ。
ピリ辛でやや濃いめの味付け、とても食べやすい分かりやすい味。
そして、次は茄子挟み上げ。

これまたポピュラー、ここの料理はとても分かりやすい。
甘辛で、やや濃い目の味。
とても美味しい。
万人好みの味だ。
そして、エンドウ豆やユリ根の炒めたやつ。

広東料理によくでてくる。
とても優しい味。

さて、話もせんと、食ってたわけではない。
話題は、やっぱりこれからどうする。
同学二人、女性の方は前にも言ったように、書道の勉強を中国で続ける。
紹興にある王羲之ゆかりの学校で寄宿舎に入って書道漬けの暮らしを始めるのだそうだ。
その意気込みがすごい。羨ましい。
男性の方は、水墨画のコースばかりを続けるわけにはいかんので中国語のコースに入って
絵の方は知り合った先生に個人教授を頼もうかななって言ってはった。やはり同じく
寮暮らしだ。
わしも、なんども背中を押されてグラつく、グラつく。
魔性の外国暮らし。
よく聞くように、バックパッカーが好んで集まる街というのがあって、そこに居着いて
しまったバックパッカー達は、容易に抜け出すことができないのだそうだ。
そういうのとは少々意味合いが違いそうではあるけど、自由気ままに安く暮らせて
刺激も驚きもたっぷりあるらしい外国くらしにがあればはまり込んでしまう要素は
多いんかもしれん。
危険なような。
気になるような。

そして、豆腐炒め、これも鍋仕立て。

大粒のニンニクがたっぷり入ってる。
味はかなり濃い。これは独特の味。
とても美味しい。
本日の一番やね。

最後は、帆立の蒸し料理。

これも、広東料理の定番みたいなやつ。
当然のごとく美味しい。ニンニクが効いている。
酒が欲しいなあ。
ご馳走さんでした。

もうすぐ、みなさんとお別れだ。
寂しいなあ。

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ありがとうございました。