爆弾低気圧来襲、東北温泉雪見旅−０６、銀山温泉、「元祖　とうふや」さん。

銀山温泉、「元祖　とうふや」さん。

さて、吹雪の中、銀山温泉の雪見散歩。
とても良い感じだ。
せっかくやからちょっと一杯やりたい気分でもある。
しかし、この雪の中、開いてるお店は少ない。あってもお土産屋さんくらい？
それでも観光客はけっこう歩いてはる。
温泉街の入口の橋が見えてきた。
なんとなくそれらしき気配がしてきた。
あのあたりになんかありそう？

行ってみよう。
近づいてみたら、豆腐屋がある。「元祖　とうふや」野川とうふ店なんて看板がある。
立ち食いできる店みたいだ。

これ、ええやんか。
寒いけど、熱々湯豆腐もあるではないか。
酒もあるか聞いてみよう。
開戸をあけると小さな玄関にカウンターが設てある。

ベルをおすと中から人が出てきて対応してくれる。
ちょっと迷ったけど、やっぱり寒いんで湯豆腐をいただく。
しかもビールあり。嬉しい。

待つことしばし。
おいしい豆腐って、楽しみやなあ。
しかし、どこで食うんやろ？
聞いてみたら、道を挟んだ向かい側にある小さな小屋がある。

旅行者がお茶を飲んだり、テイクアウトしたりしたものをチョコっと食べれる
休憩所みたいなとこだ。
わしら三人は、熱々の湯豆腐を持ってそこに入る。

広くはないんでどうなんやろ？　前からいる人が席をつめて、わしらが座れる
ようにしてくれる。

ありがとう。
雪の中に座り込んで食うわけにもいかんからとても助かった。
ちいさなテーブルの上に湯豆腐のパックをのせて、少しずつ食う。
だし醤油がかかってる。ほのかな大豆の香りがする。

固すぎず柔らかすぎず、食感も良い。
とても美味しい。
ビールは山形の地ビール、その名も山形ビール。
もちろん、グラスも紙コップもないんで、映画みたいに瓶ごと飲む。
ようわからんけど、軽くて飲みやすい。
外は吹雪が止まらへん。ちいさな小屋に出入りする人は少ないけど、いてる。
わしらもちゃっちゃとすませて場所を譲ろう。
ご馳走さんでした。