9.鳳凰古城へ
今回は張家界で2日とってあって、1日は有名な古鎮である
鳳凰古城へ片道200kmを往復する。しかも時間があれば途中の
芙蓉鎮にも立ち寄る。あと1日は武陵源の天子山などを観光する
というかなり無謀と言われるような計画であったが、
我らの旅はどこへ行ってもちょっと見たら終わりの場合が多い
のであまり気にしていない。
何とかなるもんだ。
それでも、余裕をみて張家界は早朝7時の出発だ。
早朝の張家界の街はガスがかかって趣がある。
遠いとは言え、一応全て舗装道路。軍隊上がりという運転手は
がんがん飛ばしていく。
舗装道路とは言え山道。登り下りの曲がりくねった道をどんどん
スピードを上げる。2車線の道とはいえ追い越しは難しいが、
クラクションを鳴らして蹴散らしていく。
恐ろしい。時にはパトカーみたいなサイレンを鳴らしている。
「こんなんでええんかいなあ」
他の車も走り方は似たようなものだ。
案の定、途上で何台か、事故って道路わきに乗り上げている車
がある。
「そらそやろ」
それで大体4時間位で着いてしまった。
川辺の古鎮で古いままの建物と生活を保存している。
最近急速に有名になってしまったようだ。
早速、見物を始める。それにしても暑い。
確かに、古い建物や昔ながらの生活は興味深いが、有名になった
関係か近隣から少数民族の人を中心に大挙して、ここでの観光収入
を目当てに流入しているように思える。
そういう意味では興醒めな部分が多く見えてしまって残念でもある。
この街のメインゲート、「紅橋」だ。
出入りの中心でもあり、シンボルでもある。
川縁には実に沢山の酒吧(バー)があって、夜の派手なライティングに
合わせて営業しているようだ。
こんなのもイヤだね。
。。