コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−５０、伊蘭西湖面点で刀削麺を食う。

伊蘭西湖面点で刀削麺を食う。

さて、腹が減った。
飛び交う金の力に気力も萎えた。昼飯食って元気を出そう。
学内に居てるんで普段なら学食に行く場合も多いんやけど、今日はちょっとだけ出かけよう。
学校の裏手に美味しいラーメン屋さんがある。
ここは本当に美味しい麺屋さんなんで、滞在中何度も行ったお気に入りの店だ。
地元の人にもとても人気で朝早くからいつ行ってもほとんど満員のすごいみせだ。
最初行ってた頃は、ちょっと小汚い古ぼけた店やったけど、帰るころには少し改装されてた。
３年後に又行った時は、とても立派な店に改装されてた。

嬉しいことに味はあんまり変わってなかった。
なぜか、滞在中は店の写真を撮ってなかった。気持ちに余裕がなかったんやね。
ここで美味しいのは、何と言っても麺の味だ。
程よくコシがあって、とてもなめらかで喉越しが良い。
ここは、イスラム料理の店で、名前も伊蘭西湖面点、イラン西湖麺の店とでも言う感じか。
イスラムやから酒は出ない。羊肉の料理がうまい。
そして麺は手打ちだ。
イスラムの店に多いんやけど、手打ちというても、客の目の前で小麦粉を捏ねて、
１本が２本に２本が４本にと両手を振るいながら細い麺を作っていく、まさに
手打ち、手こねの麺なのだ。
在庫をしないための節約の知恵ということもないではないんやろけど、作りたてが
まずいはずがない。それを目当てに来る人が多いのだ。
厨房がちょっと騒がしくなったら、覗きに行ってみると、おっちゃんが麺を
捏ねているのがよくわかる。
これも一幅の絵になるのだ。
そして、スープは、薄味系。
さすがに昆布やかつお節、煮干しなんかは使ってないけど豚骨なんかとはちがった
優しい味だ。
これにちょっとした具を乗せる。ネギやらパクチーを入れる。
これくらいの至ってシンプルなやつで値段は10元前後、150円前後なんで驚くほど安い。
この日は、刀削麺を頼んだ。