コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−51、学生主催の展示即売会2。

学生主催の展示即売会2。

さて、おいしい麺を食って元気が出た。
また、展示会を見に行こう。

とても勉強になる。

この学校の水墨画は宋、元時代の古典を基本に勉強するって聞いてるけど、本格的に
やるとこうなるのか。

すごいなあ。
いろいろ教えてもらってるような基本的なことはもちろん細部に渡って丁寧やし、
その上にいろんな発想がある。

日本で見てきた、いろんな水墨画の発想とはまた違う。

中国人独特の感性があるんやと思う。

見てて身につくもんでもなかろうけど、とても参考になる。
それはそうとして、やっぱりえらい売れてるみたいだ。
ちなみに、絵だけでなくて、書もあれば陶芸もある。
上からレジのあたりをみても、やっぱり賑わってる。

集中的に活気がある。
お金が集まるのがいいもんだ。
中国人の拝金主義を批判する声も聞いたことがある。
なんでも投機に対象らしい。特に不動産はすごい。
日本ではバブルが弾けてえらいことになってしまったけど、この国はこれからみたい。
この時点で2012年、ほとんど10年前の世界だ。ちょっと高級なマンションは1軒
1億円するのが当たり前という。あっちでもこっちでも高層マンションが建築中だ。
わしは今、学生寮に暮らしているけど、道路に向かった3階建てで、元々ホテルだったのを
改装したらしい。1階はテナントになっていて、なんと、高級車のショールームになってる。
わしの部屋の真下はマセラッティだ。その隣も、逆の隣も、スーパーカー。
こんなん誰が買うんやって思う。
あれから10年、バブルはまだまだやと聞くけどどうなったんやろ?
この頃にして、まだバブル前、それでもお金が乱れ飛んでる。
美術品や骨董品を愛でるのではなくて、投機だけを目的に買うのは常識らしい。
それとともに思うのは、若い人たちの、若くなくても? 独立心というか、起業志向の
傾向だ。優良企業で高給をとるより、あるいはサラリーマンとして出世するより、
独立して、会社を起こして自分が大将になるというのが夢というか、大きな目標なのだ
そうだ。
日系の起業のなかでも、けっこうやめて独立する人が多いと聞く。ITやってる人は
ソフト開発の会社なんかを作るのだ。
上海なんかでも、カラオケ店やらで働いてある程度お金が貯まったら小さな店を
持つという人が多いらしく、それらしい、間口の小さな、衣料品店なんかがやたらと
並んでいる。
もちろん、誰もがそうというわけではなくて、わしらみたいな考えの人も多いのは
当たり前だ。
それでも、歴史の違いや、価値観の違い、国民性の違いを感じることが多くある。
ひとそれぞれ。
国柄それぞれ。
仲良くやりましょう。
この時点では排日運動は起こってないんで、わしも気持ちに余裕があった。
まさか、日本に帰ったすぐあとに凄い嵐が吹き荒れるとは知るよしもなかった。
その嵐も近年は随分収まったみたいだ。
コロナもちょっとずつましになってきているみたい。
又、旅行に行きたい国だ。
昔に出会いに。

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ありがとうございました。