コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−75、老舗、知味観で食ったけど。

老舗、知味観で食ったけど。

「上有天堂,下有蘇杭」というような言葉があるらしい。
簡単に言うと、「蘇州と杭州はええとこだっせ、美味いもんがいっぱいありまっせ」
と言うことなのか。
確かに蘇州は美味しい店、老舗のご飯屋さんが沢山あった。
杭州はこれから探訪。ええとこをいっぱい見つけたい。
それで、聞くところによると、「知味観」という老舗があるらしい。
名前からして、味を知る、ゆかしいではないか。
観光街、「河坊街」の真っ只中にもあって遠方からみなさん訪ねてきてはる。
わしは、より大衆的な西湖のほとりのお店に行って見る。
前にも来た事があって、仕組みは大体わかってる。
というか、わかってても難しい。
ここは、入り口にカウンターがあって、お金を扱うのはここだけだ。ここで
注文するのではなく、金券を買う。それを持って注文カウンターみたいなとこに
行って、注文すると、厨房の人が、それに見合った値段分の金券を持っていく。

そこで待ってるとしばらくしたら料理が手渡される。
この瞬間が問題なのだ。
どうも、先に金券を持っていく人と、料理を渡してから金券を受け取る人がいるみたい。
しかも、その場所は、いつもいつも大混雑で、お客がひしめいている。
誰が何を注文したか、証拠は全くない。
しかも、みな、それはわしのやとわーわー叫んでるんでやかましくて、何が何やら
わからんくらいだ。
わしは牛肉麺をたのんだ。しかし、それらしいもんが来ても他の人がさっと
持っていく。いっこうにわしのとこにやってこない。
わしのことを覚えてるんやろか?
辛抱たまらん。
次にそれらしきもんが来たときにわしも大きな声をだして取り込んだ。
すると、おばちゃんの腕が伸びてきて、わしのチケットをちぎっていくではないか。
「それはちゃうで・・!」わしはも払ろたで・・!って叫びたいけど、適切な
中国語が出て来いへん!
泣き寝入りか。
どうにならんので、しかたなく、丼を抱えて席に着く。

とても美味しい。
汁が日本とは決定的に違う。出汁系ではないけど、それでも甘めの旨味がしっかりしてる。麺はしこしこ。
日本のラーメンみたいに凝ってないけど素朴で美味い。牛肉も甘めでよく味がしゅんでる。
悔しいけど、しゃあない。
ここは、こういうとこだ。中国語で喚けて、大声でがんばる根性が必要だ。
わしには無理だ。
3日後、またしても友達と来て、小籠包やワンタンをいただく。

やっぱり、とても美味しい。

安くて、美味しいのだ。
人が集まるのは良くわかる。
しかし、支払いシステムを何とかして欲しい。

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ありがとうございました。