熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−14,やっと湯の峰温泉。

やっと湯の峰温泉。

さて、あと一息。
という事は、このあと湯の峰温泉についたら、当初の予定では、もうひと頑張りして、
大日越えというコースを、多分1時間か1時間半くらい、歩いて本宮大社まで行くと言う
予定であったんやけど、少々息切れしてきた。
元気があったらという気はまだあるものの、多分、湯の峰温泉からバスに乗るという
選択肢をとってしまいそう。
さて、この道はやっぱり羊歯が多い。

時々、お地蔵さんに出会う。

ホッとするひとときだ。
地図をみたらそろそろ地獄坂にとりかかる。
名前からしてギョッとなる。えらい急坂なんやろね。
人の気配はするけど、まだ先は長い。

そう言えばだんだん急坂になってきた。
この坂は石段が多い。
しかも石に苔が貼り付いてるんでとてもよく滑る。
見た目には苔むした石段が続いてふるさを感じさせるエエ感じの風情なんやけど、
急坂を歩き降りるのは結構辛い。
それが延々と続いて、どんどん急になる。
わしはポールを使って歩いてるんで、上りは楽やけど、下りはあんまり威力は発揮
できへん。
山に強い人やったら、ポールで軽くバランスをとりながらガンガン降りるんやろけど
わしは、足弱やから滑りそうになるのをかろうじてポールで支えるくらいしかない。
年齢とともに筋力が弱ってるんで、こけそうになったら踏ん張りがきかないのだ。
それをポールでこらえる。

写真で撮ると傾斜がゆるく見えるけど結構きつい。

しかし、こんだけ石が滑ると、ついたポールも滑りやすくなる。
とうとう一回こけた。
こけると辛い。
下手にコケたら腰を打ってつらいことになる。
コケる毎にダメージが増える。
慎重になる。スピードが鈍る。
しかたない。
これが地獄坂というやつか。
どんどん下って、人の気配が濃くなって行くんやけど、歩き難い。
踏ん張る毎に足がキツくなる。
辛いなあ。
あとちょっと。高度計を見るのが楽しみだ。
チビチビ頑張ってるうちに、それでもやっと家影が見えた。
やっとついたか。

すぐにバス道に出る。

バス停もあるぞ。
これはやっぱり大日越えはパスやろなあ。

 

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ありがとうございました。