長谷寺の名残の桜

桜が散ってしまってもうだいぶたった。今では桜なんかどこにも咲いていない。
が、心の中にはまだ残っている。やっぱり日本の桜はええわ! 美しいわ!
それで少し以前、桜のあるうちに見ておこうと行ったのが長谷寺だった。長谷寺にはいつも名阪道路から
ぐるっと廻って行くが降りてから結構時間がかかる。それでいっかいナビで調べて見よとセットしてみたら
南阪奈道路を入れという。しかも到着時間を調べたら1時間かからないくらいだ。
「こりゃあええやんか」考えて見れば羽曳野を越えて奈良に入って、明日香のあたりを抜けたら
真っ直ぐいけるのだ。わざわざ遠回りすることはない。
順調に来すぎて腹が減った。あたりを見回すとニュー麺の店が多い。あちこちから声がかかる。
どこも大差なさそうで迷っているうちに門前まで来てしまった。
「えぃ、ここでええやん」
少し味が薄い。柿の葉寿司はまあ普通。

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大門には、「牡丹祭」の大看板がある。もう季節は切り替わっているのだ。来週からぼたん祭やと
すると「もしかしたら名残の桜と、はしりの牡丹の両方が見れるか」とちらりと思ったりしたが、
そうは甘くない。牡丹はまだまだ芽もでていないくらいだった。元々長谷寺は牡丹で有名な寺だ
寺中が牡丹で埋まるのだ。その頃に来たことがある。
ここでもう一つ有名なのが回廊の階段だ。
大門から一直線に伸びる結構急な回廊の階段がある。
えんやこらと登って行く。寺は正面から左に向かって広がっているが、どこから行っても階段だらけだ。
しかし、「なんば歩き」を練習しているから大丈夫。ぺったんぺったんと登るのだ。

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一つ目が終わると、又大きな回廊が登っている。休まずにいっきに通過だ。
ちょっとしたテラスに出た。皆休んでいる。
ちょっとみると、紀貫之の碑があった。
「人はいさ心もしらず故郷は花ぞ昔の香ににほいける」というやつだ。
「成る程、この梅やったんか」もう梅の花は咲いてない。

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あとちょっと登るとてっぺんだ。見晴らしがいい。
「「大悲閣」ちゅうんかエエ字やな」
やっぱり桜がきれいだ。昔、「泰山木の巨木があったはずやけどなあ。どうなったんやろ」

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桜を見ながら5重の塔の前を廻って下に降りる。

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木蓮の花も咲いていた。
石段と木と花がいい味わいだ。

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亀さんも花びらを一杯に浴びて気持ちよさそうに寝ていた。
わしも隣で昼寝をしていたい。

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