湯の峰温泉から本宮大社に向かう。
苔で滑る石段の道を這々の体で降り下りた。
とりあえずこれで終わりだ。かな?
まず水を飲もう。たっぷり飲もう。
なくなっても売ってる。もう安心だ。
雨模様もどっかへ行ってしまったか?
どんより曇ってるけどしばらくは降りそうもない。
そのせいか、じっとりと暑い。
足は若干疲れたけど、5本指の靴のおかげでボロボロではない。
さて、どうしよう。
まず、バス停を探す。バスがあるはずだ。
嫌になるほど時間があったら、しょうがない頑張って歩いて山を越そう。
中途半端な時間やったら、遅めの昼飯を食べるとこを探そう。
すぐやったら?
とりあえず乗ってしまうやろなあ。
バス停はすぐに見つかった。既にベンチに座って待ってる人がいてる。わかりやすい。
時刻表を見てみる。
なんと、20分後に来るバスがあるではないか。
正直折角やから少しくらいはゆっくりしたかった。湯の峰温泉ってどんなとこかも
興味がある。
ここは平安の昔から、熊野詣の道すがら湯治に来てはったところだ。
気なるなあ。
多分、明日は雨、行くところは少ない。
ここはゆっくり明日、も一度来よう。サラッと近場を見渡してみて、昼飯が食えるとこが
ありそうやったら、次のバスを考えよう。
そう思いつつ、探ってみるけど、そういう場所というか、ご飯屋さん自体が見当たらへん。
人通りも殆どない。
コロナのせいにしてもえらい寂れてるやんか。
飯どころやなさそうだ。
で、バス停に戻る。
先に座ってた若者に声をかけてみた。爺さんの相手をするのは面倒くさそうだ。
わしも、隣に座ってバスを待つ。
話をする雰囲気でもないし、わしは人見知りやから、どんどん喋ることもできへん。
ぎごちない空気のままバスを待つ。
バスが来た。乗り場は反対側だ。えっ、もしかしたらわしが待ってる場所が間違ってる?
急にわからんようになって慌ててバスの運転手に聞きに行く。
向こうで回って戻ってくるんでそこで待ってて下さいということだ。
なるほど、そういうことか。
バスの中はガラガラ。
道中は、川湯温泉など熊野の温泉郷を通っていくみたい。
途中から乗り降りがある。先程の若者もこのあたりで降りはった。
わしは、そのままで、本宮大社まで行く。
そこまで行ったら、ご飯屋さんがある。
まともな飯を食おうっと。
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ありがとうございました。