諸葛八卦村、高台に上る。
さて、村の中をグルっと回ったような気がするけど、全容はようわからん。
とりあえず手近にある大公堂とかに入ってみる。
特に何ということはない。
「老人票」って叫ばれただけだ。
で、そこここに上に上る道があるんで、そちらに行ってみよう。
高いとこに行ったら、下が見える。全体が見える?
廬山に居たら、廬山がわからんという言葉があるように、真っ只中に居たら
そこがどんなとこかさっぱりわからん。
丘のあるところに村を作る、あるいは平地に村を作ったら丘も作るというのが
風水の考えかもしれん。
高いところと水があるのが大事みたいだ。知らんけど。
で、上に上る。
結構道は細い。
上には上の景色がある。
確かに見晴らしが良い。
白壁に瓦屋根の家が軒を連ねる様はかなりの壮観ではないか。
古いのから新しいの、様々だ。
ところどころに「うだつ」がある。
うだつというのは防火壁みたいなやつ。安徽省の古鎮に行ったら家毎にうだつ壁が
あるけど、ここでは、ところどころ。
その意味はわからん。
そして、池がある。
これは風水もあるかもしれんけど、防火用水やと思う。
日本でも中国でも古村に行けばかならずある。
生活の知恵だ。
衣服も食材もここで洗うのか?
ここでもスケッチをしてたら、すぐに人が寄ってきて、覗き込んだり、
話しかけたりしてくる。
上手やんかっていうのはお世辞と分かってるけど、話しかけられる事自体が
とても嬉しい。
必死で受け答えするけど、なれたら少しずつ饒舌になる。
それが嬉しい。
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ありがとうございました。