コロナ引き籠り。杭州絵画留学の日々が懐かしい。−40、昼飯を求めて。

昼飯を求めて。

さて、こんどは坂を下りながら、ウロウロする。

下に降りたら昼飯を食おう。そろそろ腹が減った。
大きな池のそばにご飯屋さんが沢山ある。
しかし、どの店も、いかにも観光地のご飯屋さんという感じで、正直入る気が
しいへん。
しかも、旗を持ったガイドさんが引率してそういう店に入っていく。
団体さんと鉢合わせするのも敵わん。
実際に入って見たら、意外と安くて旨いかも知れへん。
それでも行く気はしいへん。
こんなこともあろうかと下調べをしてきた。
ネットで調べたら先人がいろんな情報を載せてくれてるんでとても助かる。
それによると、池から少しだけ離れた裏通りに小さな店があるらしい。
爺さんの料理人いてはって、此の地の田舎料理を食わせてくれるのがそうだ。
家族でやってはる店らしい。
料理はとても美味しいんやけど、お客さんがあんまり来ないと嘆いてるらしい。
旅行会社と提携してないんで、ガイドさんがお客を連れてこないという。
どこの国でもガイドさんとお店の結びつきは強いけど、旅行者には関係ない。
できるだけ応援したげようというメッセージだった。
ならば、わしも行ってみよう。
確かに、池のそばのメジャーそうなご飯屋さん以外にもいろんな店がある。

ちょっとしたゲストハウスみたいなんもあって、そこでも飯が食える。

こういうとこはちょっと小汚い感じがしていややなあ。
池の側は、ご飯を食べなくても、見る分にはとても良い風景だ。

あとでスケッチをしに行こう。
で、件の店を見つけた。
「古街飯店」だ。

農家菜と書いてある。田舎料理。良い感じ。
ネットで見て、やってきたと言うと大歓迎をしてくれた。
ネットで書いた人の事を覚えていると言う。
その時の写真なんかも壁に貼ってあった。
他にお客さんもいるのにわし相手でえらい盛り上がりだ。
楽しいなあ。
いろいろ会話できるのが嬉しい。ワクワクだ。
さて、ここで飯を食おう。
とても楽しみだ。

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ありがとうございました。